根尾の投手専念宣言も波紋を呼ぶ(写真/時事通信フォト)
コーチの配置転換も実らず、交流戦は7勝11敗で幕を閉じた。18試合で計45得点、1試合平均2.5得点と打線も湿ったままだ。
「競争と言いながら、ベテランの福留孝介が打率0割4分3厘と結果が出ていないのに交流戦が終わるまで二軍に落とさなかった。根尾も外野から遊撃に再コンバートしたのにスタメンで1試合も使うことなく、投手で2試合登板させそのまま投手転向となった。どう育てたいのかビジョンが見えてこない。選手からも不満の声が漏れ始めた。同じ最下位でも若手が躍動している日本ハムがうらやましいですよ」(スポーツ紙記者)
最下位低迷で空中分解の危機が訪れている中日。強竜復活への道は、まだまだ険しいかもしれない。
キャンプでは若手選手を鍛えていた中村コーチ(中央)。右はブライト健太(写真/時事通信フォト)