純烈といえば温泉
そこにリソースを組み合わせて活用していくだけの組織的能力である「ケイパビリティ」もきっちりある。ケイパビリティは一般的に能力や手腕という意味だ。グループとしてのまとまり、人を惹きつける演出やファンサービス、心を掴み話題になるような情報の発信。一人一人の個性を生かし、グループとしての強みや価値を上げるようプロデュースしているリーダーの酒井さんは、まさに純烈のケイパビリティの要だろう。
コラムニストで放送作家の山田美保子さんは、NEWSポストセブンの記事で、コロナ渦で危機となってもさまざまな発信を続けてきた酒井さんのプロデュース力と、彼の人柄や人心掌握力もあると分析している。
優良企業にプロデュース力抜群のリーダーがいるのだから、誰が見ても魅力的なグループであることは間違いないわけで、応募したというタレントや芸人たちにとっては、自分の存在をアピールできるまたとないチャンスにもなったと思う。
一般人からもツイッターやインスタを使って積極的なアピールがあるという純烈。新メンバーに関する報道はSNSで拡散され、人々の話題にのぼり、ますます注目を集めている。ここで見えてくるのは純烈というグループの今の価値だろう。どれだけの芸能人が応募してきたのか、多くの人が入りたいと希望したのか。これまでの人気、ファンの人数、楽曲の売上、仕事の量だけでは計りきれない純烈のグループとしての本来的な価値が、今回のことで見えてきたのではないだろうか。
「最後の3択までしぼられている」と酒井さんが語る新メンバー。発表されるその時の演出が楽しみだ。
「純烈」が今再び注目を集めている。2021年6月、温泉の宴会場で無観客ライブを行った(時事通信フォト)

