芸能

「定年までTBSに」先輩・吉川美代子アナが期待する安住紳一郎アナのこれから

TBS・安住紳一郎アナウンサーの魅力の源は?(時事通信フォト)

報道番組でもバラエティ番組でも評価の高いTBS・安住紳一郎アナウンサー(時事通信フォト)

 大物芸能人や“くせもの女優”にも物おじせずに毒舌を吐きながらも、高いプロ意識で司会進行をしていく安住紳一郎アナウンサー(48)。彼を見守ってきた先輩アナや恩師、大物共演者らがその魅力を語る──。【全3回の第3回。第1回から読む

 * * *
 局アナでありながら、バラエティ番組でタレントのような役割も担ってきた安住アナ。元TBSアナウンサーの吉川美代子氏は「自分の立ち位置」への戸惑いもあったのではないかと推し量る。

「安住くんは超売れっ子になって、休日もないくらい仕事があり、アナウンス部にはほとんど顔を出さなかった。アナウンス部会にも出席できず、社員でありながら会社や部の動きから孤立してしまったような形でした。そんな立ち位置に、きっと悩んだと思います。でも、彼は仕事でしっかりと結果を出しました。不在がちの安住くんの勤務管理をしていたデスクとの関係をどう保てばいいのかなど、激務のなかで悩みは尽きなかったと思います」

 タレント役としてではなく、報道番組の司会者としての評価も高い。

『情報7days』で、今年4月から安住アナとコンビを組んでいる脚本家・三谷幸喜氏は、自らの連載コラム(6月2日朝日新聞夕刊)でこう評している。

〈安住さんは番組内で決して声高に主張したりはしない。採り上げる事件や事故や災害について、自分の意見を押し付けることもない。あくまでも進行に徹する。それでいながら、番組は完全に「安住紳一郎ショー」となっている。ここが彼の凄いところだ〉

 共演する齋藤孝氏は『THE TIME,』の司会になったことで、教え子の安住アナが「一皮むけた」と感じているという。

「学生時代は“いいプレーヤー”でしたが、今はチームの経営を考えることができる人物になったと思います。おそらくそれは『THE TIME,』の経験からきているのでしょう。他の仕事もあるのでキツイでしょうが、“TBS、テレビ界を自分が背負って立つ”という自覚というか、マネジメントする責任のようなものを強く意識するようになってきているように感じます」

『ぴったんこ☆カンカン』で60回以上共演した泉ピン子は『THE TIME,』に転じた安住アナにこうエールを送る。

「私にいつも『朝の番組をやりたい』と話してくれていましたが、ようやく念願の“朝の顔”になりましたね。ぜひ、安住アナの切り口でニュースを伝えてほしいです。そしていずれは久米宏さんのような番組、夜のニュースをやってほしいと思います」

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト