学生ならではの柔軟さと知識量でプロの味に!
審査員をうならせたカレー対決。なかでも勝敗を決めるのを悩む姿が見えたのは、ハウス食品の船越さん。
「スーパーで手に入る材料のなかでよく工夫されていました。特に鶏肉を使ったカレーはどちらも申し分ない完成度でした」(船越さん)
発想の柔軟さに舌を巻いたのは世界中のカレーを食べてきた井上さん。
「バターチキンにカリフラワーを合わせる発想はこれまであまりなかったですし、冷や汁風のラッサムや実山椒の使い方など、発想の大胆かつ柔軟さは、学生ならでは。それでいて味も外すことなくすこぶるおいしい。プロの料理家に勝るとも劣らないレベルでした」(井上さん)
齋藤さんも味に太鼓判を押す。
「私たちプロのカレー職人に比べて経験は浅いのに、技術も知識も圧倒的に高いことに驚きました。スパイスは家にある調味料やカレー粉を使い、工程も少なく簡単でありながら、お店が出せるほどのプロの味のカレーなんです」(齋藤さん)
今夏は冷蔵庫にある夏野菜や鶏肉を使って、美味しいカレーを作ってみませんか?
撮影/玉井幹郎
※女性セブン2022年7月28日号