(写真/GettyImages)

のみあわせにより不調が起こることも(写真/GettyImages)

「骨粗しょう症の薬として、カルシウムの吸収を高める活性型ビタミンD3製剤が処方されることがあります。これを服用している人が、食材からではなく、吸収率の高いサプリメントでカルシウムを摂ると体内に吸収されすぎて、血中カルシウム濃度が急激に高くなる可能性があります。高カルシウム血症に陥ると初期は吐き気やだるさ、イライラ感が現れ、最悪、不整脈から心不全になる危険性があります」

 近年になり、脳神経に多く存在する成分であるEPA、DHAなどの「オメガ3脂肪酸」を摂れば認知機能の低下を抑えるとの調査結果が浮上し、これらを含んだサプリメントも人気を集めている。このEPAやDHAはいわしやさば、まぐろなどの青魚に多く含まれ、その油を含んだサプリメントも認知症を遠ざけるのではないかとして人気を集める。銀座薬局代表で薬剤師の長澤育弘さんが言う。

「ワルファリンやアスピリンなど血液をサラサラにする薬を服用中の人がDHAやEPAのサプリをのむと作用が重複し、サラサラになりすぎて出血しやすくなる。場合によっては脳出血などを引き起こし、生命にかかわる事態につながることも考えられます」

 コロナ禍でストレスを感じる人が増え、精神を落ち着かせるといわれるハーブ「セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)」のサプリメントも人気だが、安易にのむのは避けた方がいい。

「特にSSRIやベンゾジアゼピン系製剤といった精神科薬との相性がよくない。脳内神経伝達物質セロトニンの作用を増強する効果が重複して働きが過剰になる。異常に興奮して震えたり、イライラするなどの症状が出て、最悪の場合は死亡することもあります」(長澤さん)

 ほかにも、注意すべき点がある。『なぜ、人は病気になるのか?』(クロスメディア・パブリッシング)の著者で、アクアメディカルクリニック院長の寺田武史さんが説明する。

「セントジョーンズワートは、経口避妊薬(低容量ピル)や強心薬、免疫抑制剤、気管支拡張剤などの薬の効果を減弱させてしまう。ほかにもさまざまな薬とのみ合わせが難しいので気をつけてほしい」

※女性セブン2022年8月4日号

NGな「薬×サプリメント」ののみ合わせ

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