2014年ソチ五輪のエキシビジョンにて、白鳥のような演技で観客を圧倒した(共同通信社)

2014年ソチ五輪のエキシビジョンにて、白鳥のような演技で観客を圧倒した(共同通信社)

 メダル授与式の前、リンクサイドで銀メダルの宇野昌磨(24才)、銅メダルのハビエル・フェルナンデス(31才)と健闘を称え合い、肩を抱き合っていた羽生が、突然、大泣きする一幕もあった。

「ハビエルが“きみたちと一緒に試合に出るのは、これが最後だよ”と引退を告げたそうなんです。いろんな思いがこみ上げたのでしょう。ユヅは“こんなところで言うなんて”と涙が止まらなかった。それでも最後、ハグを交わすときは泣いていたのをごまかすように目を細めていたずらっ子みたいな笑みを浮かべていました」(40代女性)

 涙の抱擁から一転、表彰式ではお茶目な一面も。

「表彰台に美しく軽やかに飛び乗ったんです。連覇のプレッシャーから解放されて、金メダルを心の底から喜んでいるのが伝わり、私まですごくうれしくなりました。テレビの前でずっと拍手を送りました」(50代女性)

 北京五輪で4位に終わった後のコメントで「羽生くんを身近に感じた」と話すのは、羽生と同世代の女性ファンだ。

「羽生くんが“報われない努力だったかもしれないけど、全力でがんばった”と自分に言い聞かせるようにコメントしていたんです。いつもは明るく穏やかに話す羽生くんの声が、少し震えているような気がしました。悔しさを押し殺して浅く息を吸う姿に胸がギュッとなりました」

 エキシビションでは公式マスコット・ビンドゥンドゥンとの“共演”も話題に。

「悔しい思いもあるはずなのに笑顔でリンクに上がり、ビンドゥンドゥンとハグ。転んだビンドゥンドゥンに急いで駆け寄り、助け起こしてあげる姿も本当にほほえましかった。天使すぎます!」(30代女性)

※女性セブン2022年8月11日号

2018年の平昌五輪。ジャンプでバランスを崩すも着氷(時事通信フォト)

2018年の平昌五輪。ジャンプでバランスを崩すも着氷(時事通信フォト)

羽ばたくように表彰台へジャンプ(共同通信社)

羽ばたくように表彰台へジャンプ(共同通信社)

バビエルの突然の引退宣言に号泣(共同通信社)

バビエルの突然の引退宣言に号泣(共同通信社)

2022年北京五輪にて。笑顔でハグ(共同通信社)

2022年北京五輪にて。笑顔でハグ(共同通信社)

公式練習での幼さの残る笑顔(共同通信社)

公式練習での幼さの残る笑顔(共同通信社)

2012年スケートアメリカで見せた『パリの散歩道』(共同通信社)

2012年スケートアメリカで見せた『パリの散歩道』(共同通信社)

大逆転で会場をわかせた2012年ニース世界選手権(共同通信社)

大逆転で会場をわかせた2012年ニース世界選手権(共同通信社)

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
《スクープ》“連立のキーマン”維新国対委員長の遠藤敬・首相補佐官が「秘書給与ピンハネ」で税金800万円還流疑惑、元秘書が証言
NEWSポストセブン
2018年、女優・木南晴夏と結婚した玉木宏
《ムキムキの腕で支える子育て》第2子誕生の玉木宏、妻・木南晴夏との休日で見せていた「全力パパ」の顔 ママチャリは自らチョイス
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
《雅子さま、62年の旅日記》「生まれて初めての夏」「海外留学」「スキー場で愛子さまと」「海外公務」「慰霊の旅」…“旅”をキーワードに雅子さまがご覧になった景色をたどる 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
《悠仁さまの周辺に緊張感》筑波大学の研究施設で「砲弾らしきもの」を発見 不審物が見つかった場所は所属サークルの活動エリアの目と鼻の先、問われる大学の警備体制 
女性セブン
清水運転員(21)
「女性特有のギクシャクがない」「肌が綺麗になった」“男社会”に飛び込んだ21歳女性ドライバーが語る大型トラックが「最高の職場」な理由
NEWSポストセブン
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン