アメリカでは感染から回復したばかりのバイデン大統領が、重症化を抑える経口薬の服用後に再び陽性となる「リバウンド例」で隔離に入った。
「日本でもコロナ患者に投与されている経口薬なので、今後注意が必要です」(一石氏)
そして国内で新たに発見されたオミクロン株の派生型「BA.2.75」は海外で「ケンタウロス」の異名を取り、現在猛威を振るう「BA.5」よりさらに感染力が強いとみられている。
誰もが2回感染のリスクがあるからこそ、二木氏はこう語る。
「変異株がワクチンをすり抜け、再感染で重症化リスクが指摘される中では、やはり感染しないことが一番の対策です。一度感染しているから再感染は軽症ですむという考えは間違い。これまで同様にワクチンを打って、感染対策を怠らないことが正解だと思います」
※週刊ポスト2022年8月19・26日号