芸能

市村正親、長男の演劇界入りにしてやったり 篠原涼子とは「いまがいちばん仲がいい」

市村正親と、後ろを追いかける息子

市村正親と、後ろを追いかける息子

「これぞ希代のミュージカル俳優の帝王学ですね」。ある演劇関係者は、目を輝かせてこう話した。7月末、東京・帝国劇場から、ミュージカル『ミス・サイゴン』の出演を終えて、移動車に乗り込んだのは市村正親(73才)。その後ろから、ブルーのキャップを後ろ向きにかぶり、目元をきりっとさせた美少年が追いかけてきた。

「市村さんのご長男、優汰くんです。この舞台には出演していませんが、勉強も兼ねて、見に来ていたようです。コロナ禍なので楽屋に入ることもできないのに、勉強熱心ですよ」(前出・演劇関係者)

 2008年5月に、篠原涼子(48才)との間に授かった第1子は、14才に成長していた。市村は、2005年に25才年下の篠原と再婚。この長男と次男(10才)が誕生したが、結婚16年目の昨年7月に電撃的に離婚。しかも、篠原が自宅を出て、市村が2人の息子の親権を持ちワンオペ育児で育てるという、珍しい形を取った。その背景には、8年前には胃がんを患い、古希も越えた市村が、残りの人生をすべて息子たちに注ぎたいとの思いがあったからだ。

 昨年出演したバラエティー番組では「ぼくが年齢がいってるから、子供たちが大きくなるまで待てない。構いすぎなんだけど、ほかの人に任せるわけにはいかない」と明かし、実際に子供の食事や弁当も毎日市村が作っている。

 その思いが通じたのか、長男は市村の後を追うように演劇の世界に足を踏み入れた。昨年9月に市村の主演ミュージカル『オリバー!』で、親子初共演。市村は会見で「最高!」と声を張り上げた。

 市村は、芸歴49年。劇団四季の看板俳優を長く務め、1990年の退団後も、舞台に立ち続けてきた。いわば生ける伝説のミュージカルスター。長男との“親子鷹”は、市村にとっても演劇界にとっても喜ばしいことだという。

 この7月に『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した市村は、このときも目尻を下げっぱなしで子供のことを話し続けた。

「幼い頃から優汰くんを舞台に連れていき、ステージに上げて“いつかはここに立つんだ”と言ってきたとかで。『徹子の部屋』では優汰くんが舞台に出たいと言い出したときの心境を聞かれ“しめしめですよ”と、してやったりの顔をされていて、黒柳さんも笑っていましたね。篠原さんについては、“時々遊びに来る”と明かしていましたよ」(番組関係者)

 一方で、篠原とは予想外の関係になっているようだ。

「結婚中は、夜遊びを繰り返す篠原さんのことが心配だったそうですが、離婚後は気にならなくなったそう(笑い)。今年、篠原さんは、Netflixのドラマ『金魚妻』で、大胆な濡れ場を演じていますが、離婚したことで、今後も自由に好きな役に挑戦できます。互いにストレスがなくなり、時々家にやってくる篠原さんとは、“いまがいちばん仲がいいね”と言い合っているそうです」(市村の知人)

 離婚によって家族が幸せに──そんなこともあるようだ。

※女性セブン2022年8月18・25日号

関連記事

トピックス

橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
フレルスフ大統領夫妻との歓迎式典に出席するため、スフバートル広場に到着された両陛下。民族衣装を着た子供たちから渡された花束を、笑顔で受け取られた(8日)
《戦後80年慰霊の旅》天皇皇后両陛下、7泊8日でモンゴルへ “こんどこそふたりで”…そんな願いが実を結ぶ 歓迎式典では元横綱が揃い踏み
女性セブン
犯行の理由は「〈あいつウザい〉などのメッセージに腹を立てたから」だという
「凛みたいな女はいない。可愛くて仕方ないんだ…」事件3週間前に“両手ナイフ男”が吐露した被害者・伊藤凛さん(26)への“異常な執着心”《ガールズバー店員2人刺殺》
NEWSポストセブン