友人と飲んでいた三浦春馬さん(2018年)
斉藤さんはこうした批判について、こう反論する。
「春馬くんが持っていた勉強ノートのように、私も生徒さんとのレッスンのメモやエビデンスを書き溜めたノートがあり、その走り書きやLINEとメールの記録を見ながら本を書きました。暴露本や伝記というよりは、メモワール、回想記になるのかと思います。章の中で時系列になっていて、2020年の最終章へ続きます。
最終章は、約束と返事と決意の章。私にとって2年間のグリーフケアの締めくくりになります。私と春馬くんと交わした約束というのは、“自分自身との約束”でもあるんだなと気づいてくださったら……」
斉藤さんは今回の本の出版への反響の大きさを認識しており、「出版や目次がどのように受け止められたのかについて、理解しているつもりです」と語る。彼女の三浦さんへの思いは「愛」か「裏切り」か。書籍の内容は、天国の三浦さんにとっても納得がいくものなのか──すべてが明らかになる日は、刻一刻と近づいている。
※女性セブン2022年9月15日号