三浦春馬一覧

【三浦春馬】に関するニュースを集めたページです。

菅田将暉「三浦春馬くんと同じ時間を生きた」亡き先輩との「衝撃」の共演
菅田将暉「三浦春馬くんと同じ時間を生きた」亡き先輩との「衝撃」の共演
 テレビ番組で「三浦春馬」の名が久しぶりに流れて、ファンの胸を熱くさせた。俳優の菅田将暉(28才)が、8月14日の情報生番組「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)にゲスト主演し、刺激を受けた俳優の1人として、さらりと名を挙げたのだ。 MCの中居から「影響された俳優は」と尋ねられると、「学生のときは小栗(旬=38才)さんとか山田孝之さん(37才)とか、その世代のドラマや映画をずっと見て」と切り出し、2013年に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した“出世作”の主演映画『共喰い』で、女優の田中裕子(66才)や光石研(59才)と共演して「肌感として迫力がすごかった」と続けた。 その上で「結局、一番刺激になっているのは同世代っすかね。仲野太賀(28才)って俳優とか染谷将太(28才)って俳優とか、ちょっと上で池松壮亮さん(31才)とか三浦春馬くん(享年30)とか柳楽優弥くん(31才)。同じ時間しか生きていないのに何でこんなに違うんだろうって」と、熱く語った。 この告白には、すぐに三浦さんのファンたちがSNS上で「さらっと自然に言ってくれてうれしかった」、「菅田くんありがとう」、「春馬くんにも届いてるかな…」と、喜びの声を続々と上げた。 2人の初共演は、まだ菅田には代表作が『仮面ライダーW』(テレビ朝日系)しかなかった駆け出しのころに遡る。2011年の月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で、菅田は生徒役、三浦が教師役。劇中では菅田が三浦を殴るシーンもあった。 ある芸能記者は「あのドラマは、三浦さんとヒロイン戸田恵梨香さん(32才)で真実の愛を描いた秀作。当時は、若き教師2人の演技が絶賛されました。それを間近で見ていた、まだ経験の浅い菅田さんは、かなりの衝撃を受けたそうなんです」と振り返る。 その後は、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で、三浦が父親の井伊直親、菅田が息子の井伊直政を演じた。出演回は入れ替わりで“物語上の共演”は無かったが、あるドラマ制作関係者は「撮影を終えた三浦さんが、菅田さんに差し入れをするなど仲良しでした。菅田さんにとっては兄貴分だったのでしょうね」と話した。 2018年のヒット映画『銀魂2』でも再共演を果たして、近年の菅田の活躍には、生前の三浦さんも喜んでいたという。 また、ある舞台関係者は「2人には卓越した歌唱力という共通点もあって、いつかライブか演劇で、そこを生かした共演をしてほしかったものでした」と惜しんだ。 若くして才能を発揮した2人の絆と技は、これからも菅田の芝居を通して静かに生き続けるのかもしれない。
2021.08.20 19:00
NEWSポストセブン
三浦春馬さんの件でもデマが…(Imaginechina/時事通信フォト)
三浦春馬さん、ワクチンなど… なぜ人は「陰謀論」にハマるのか
 今年4月20日、芸能事務所アミューズの法務部がこんなツイートをした。〈当社及び当社所属アーティストに関し、ありもしないことをあたかも真実かのごとく詳述して名誉を毀損している者について、昨日、東京地方裁判所において法的措置を取りました〉。昨年7月に自殺した俳優の三浦春馬さんをめぐって、「実は他殺だった」とするデマが広がっており、それを拡散させている者に対し、事務所側は法的措置を取ったというのだ。 オカルトニュースサイト『TOCANA』編集長の角由紀子氏はいきさつをこう語る。「三浦さんの自殺があまりに突然で、信じられないという疑問を持ったファンたちがネットで様々な憶測を書き込んだのが発端です。『身長が高いのに、自分の身長より低いクローゼットで首を吊っている』『死亡確認から遺体が焼かれるまでの時間が短かった』『ラオスでの慈善事業でODAの闇に触れた』といった話が出ていて、今なお信じている人は多いです」 40代女性はその現場に遭遇した。「去年の話ですが、幼稚園のお迎えの帰りに公園に寄ったら、知り合いのママたちが集まって真剣な顔で話をしていて、私を除く3人は『三浦春馬の件、あれ絶対おかしいよ。何か事件に巻き込まれたんじゃないの?』と喋っていました。1人は夜中までスマホでその情報ばかり集めているそうで、『テレビも週刊誌もそれに触れないのは怪しい』と疑っていた」“真実”が何者かの企みによって隠蔽されているとする「陰謀論」が、かつてない勢いで広がりを見せている。 特に今は、“コロナの隠された真実”を謳う話が多く、「日本政府は五輪を開催するために、コロナ患者を少なく見せかけている」「コロナワクチンは高齢者を殺して人口を削減する手段」などさまざまある。何か証拠があって主張しているわけではないので、陰謀論に分類するほかない。 拡散しているのは、一般の人々だけではない。 福井県の自民党県連会長代行を務める斉藤新緑県議(64)は、今年2月、議会報告の冊子に「コロナワクチンは殺人兵器」「バイデンはこの世にいない」と記し、1万6000部を配布して問題になった。朝日新聞(4月30日付)の取材に対し、県議は「コロナのワクチンにはマイクロチップが入っていて、5G電波で操られる。打てば5年で死ぬ」「菅も麻生も逮捕された。今、表に出ているのはゴムマスクやクローンだ」と述べている。 世間から“立派な仕事をしている”と見られる人物までもが、なぜこのような話を信じてしまうのか。『陰謀論の正体!』の著者で、ノンフィクション作家の田中聡氏はこう分析する。「以前なら陰謀論の本を買わなければ触れられなかった情報が、ネットによって一般化したことと、コロナ禍でのステイホームでネット環境に触れる機会が増えたことが背景にあると思われます。ネットニュースは自分の関心ある情報が目につくよう設計されているため、なおさら一方向の情報ばかりが集まってくる。長引くコロナで生活が不安定になり、漠然とした不安感が広がっていることも原因でしょう」 現状に対する不安は、「自分は何かに騙されているのではないか」という疑いの気持ちを生じさせやすいという。特にスマホが要注意だと、陰謀論に詳しい評論家の真鍋厚氏は言う。「スマホを見ていると、ネガティブな情報ばかり摂取する“ドゥーム・スクローリング”と呼ばれる行為に陥りやすい。今だとワクチンの副反応を調べてみたら、画像や動画でいくらでも反ワクチンを訴えるものがSNSに出てきます。それらの情報を鵜呑みにするうちに健康被害のイメージが植え付けられてしまう。人は特に自分の生命、健康に関する脅威については不安モードになるため、コロナは陰謀論に導かれやすくなります」 前出の角氏は、こうした陰謀論を信じやすいのは、若者よりも中高年や高齢者が多いと指摘する。「『TOCANA』の読者層のメインは40代から50代の男性がメインで、高齢者も多い。若者はむしろ陰謀論に興味がないようです。新聞やテレビに載っていない情報を求める知識欲旺盛な中高年ほど、陰謀論にのめり込む傾向があるようです」※週刊ポスト2021年6月11日号
2021.05.31 16:00
週刊ポスト
三浦春馬さんが亡くなる直前に見せた、大河主演・吉沢亮への優しさ
三浦春馬さんが亡くなる直前に見せた、大河主演・吉沢亮への優しさ
 ロケットスタートを誰よりも喜んでいるのは、天国の彼かもしれない。吉沢亮(27才)が主演するNHK大河ドラマ『青天を衝け』の初回(2月14日放送)平均視聴率が20%に達した。20%の大台に乗るのは、綾瀬はるか(35才)が主演した『八重の桜』(2013年)以来の快挙だ。 だが、撮影がクランクインした7月下旬、吉沢は撮影はおろか、平常心を保つことさえ難しい時期だった。所属事務所の先輩である三浦春馬さん(享年30)の突然の訃報が日本中を駆け巡った直後のことだったからだ。「吉沢さんは三浦さんが亡くなったことでかなりショックを受けていました。ただの事務所の先輩後輩というだけでなく、プライベートで2人で食事をしたり、演技論を交わすなど、親しい間柄だったんです」(芸能関係者) ことあるごとに三浦さんは吉沢を目にかけた。「三浦さんは剣術の指導を行う師匠について長年稽古をしていました。大河の主役が吉沢さんに決まったとき、師匠に“うちの若き宝をよろしくお願いいたします”と伝えていたんです。亡くなる1週間前のやりとりだったといいます。 吉沢さんは、それほど口数が多い方ではありませんし、人見知りもするタイプです。ですから芸能界入りしてからも友達が増えず、同世代の役者と交流することもなく、休みの日にはひとり、自宅でゲームをしていることも多かったようです。生活についても決して派手ではなく、芸能人にしてはこじんまりとしたワンルームの部屋に住み続けているようなところがあるんです」(前出・テレビ局関係者) 売れっ子になってもなお、背伸びしない暮らしを好んだ吉沢は、映画『銀魂』や『キングダム』、NHKの朝ドラ『なつぞら』で存在感を高めてからも、遊び相手は地元の友達が中心だったという。「地元は東京の昭島市。都心から離れた郊外の緑豊かな場所です。小学3年生から中学3年生までずっと同じ女の子を好きで、でも吉沢くんの親友がその女の子とつきあっていたから黙っていたそうなんです。仮につきあっていなかったとしても、自分から告白するタイプじゃないから、恋は実っていなかったかも(笑い)」(吉沢の知人) そうした素朴さが、生き馬の目を抜く芸能界に慣れるまでに時間を要したのだろうか。子役から芸能界で活躍してきた三浦さんは放っておけなかったようだ。「春馬さんはお酒の場が好きで、吉沢さんをよく連れて行ったそうですが、彼は知らない人の前では途端に無口になる。緊張しちゃうんです。 ある日、春馬さんが女性の友人との食事の席に吉沢さんを呼んだときのこと。やはり無口になる吉沢さんに、女性が『話さないとつまんないよ~』とつっ込んだ。そんな場を春馬さんが盛り上げ、吉沢さんも打ち解けていったんです。気づいたら2人共ベロンベロンに酔って大盛り上がりだったとか(笑い)」(2人の共通の知人) 吉沢はかつて雑誌のインタビューで、撮影現場に同じ事務所のメンバーがいると安心すると語っていた。そのひとりが、間違いなく三浦さんだったのだろう。 彼が演じる渋沢栄一は、波瀾万丈な生涯を送りながら、変化の激しい社会をたくましく生き、現代日本の社会基盤を整備した。いまの吉沢の姿は、きっと青天の上からもはっきりと見えるに違いない。※女性セブン2021年3月4日号
2021.02.18 16:00
女性セブン
三浦春馬さんが最後の主演作『天外者』で見せる生き様とは?
三浦春馬さんが最後の主演作『天外者』で見せる生き様とは?
 三浦春馬さん(享年30)最後の主演映画『天外者(てんがらもん)』が、12月11日から全国で公開中だ。公開初日から3日間で観客動員数約11万8000人、興行収入は約1億6600万円を記録し、ランキングでは初登場4位と好スタートを切った。口コミには「三浦春馬の演技に圧倒された」、「最後にして彼の代表作」など、主に主人公・五代友厚を演じた三浦さんへの賛辞の言葉が多く並んだ。映画や演劇などに詳しいライターの折田侑駿さんも「まさに三浦さんのための映画」と話す。 * * *『ブレイブ -群青戦記-』や『太陽の子』など、公開を控えている三浦春馬さんの出演映画はまだあるが、主演としては最後の作品である『天外者』。本作は、現在の大阪商工会議所や造幣局の創設など“大阪経済の礎”を築き、「天外者」(鹿児島の方言で“すさまじい才能の持ち主”の意)と称された偉人・五代友厚の生涯を描いた歴史群像劇。五代の“想いと志”を次世代に継承するため、製作総指揮を務めた大阪弁護士会所属の弁護士・廣田稔(74才)氏をはじめ、大阪財界の有志ら中心に映画製作の 「五代プロジェクト」を立ち上げ、7年越しで公開に至った。 映画化に挑んだのは、『利久にたずねよ』(2013年)、『サクラサク』(2014年)、『海難1890』(2015年)でタッグを組んできた監督の田中光敏(62才)と脚本家の小松江里子(58才)だ。三浦さんが演じる五代の生き様を、オリジナルストーリーで壮大かつ繊細に描き出している。 また、三浦さんを中心とした座組も素晴らしい。五代の盟友ともいえる坂本龍馬役に三浦翔平(32才)、ダブルヒロインには森川葵(25才)と蓮佛美沙子(29才)がそれぞれ扮し、榎木孝明(64才)、かたせ梨乃(63才)、筒井真理子(60才)、生瀬勝久(60才)といったベテランが脇を固めている。この並びを見ただけで手堅い作品となること請け合いだ。 三浦さんと三浦翔平との共演作といえば、今秋放送された『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)が記憶に新しいが、2008年放送の『ごくせん』(第3シリーズ/日本テレビ系)でも共演を果たしている。子役としてキャリアをスタートさせた三浦春馬さんは、その人生のほとんどを「俳優」として過ごし、『ごくせん』の頃から10代とは思えない個性と才能を見せつけてきた。当時の三浦さんのみずみずしい芝居や体の線の細さは一際目を引き、少年から青年へと成長するこの時期だからこそ見られる彼の貴重な作品と言える。 しかし本作では、線の細いかつての姿はない。五代が刀を構えた時にスクリーンから伝わる気迫には、客席で思わず息を呑んでしまったほど。もちろん、カメラワークや演出の効果も大きいだろうが、三浦さんの鍛え上げられた体幹をはじめ、凛々しい表情や主役としての存在感など、これまでの経験から培われてきたものがスクリーンいっぱいにみなぎっていた。『天外者』での演技には、まさに彼の集大成のようなものが垣間見られ、三浦さんの生き様が刻まれているようだった。 五代の活躍を追っていると、彼を演じる三浦さん自身とどこか重なるものも感じた。両者の共通点を一言で言えば、周囲を魅了して止まず、変えていく点である。劇中で五代は、「誰もが夢を見られる国にするんじゃ」という印象的なセリフを口にするが、これは、五代の強力なリーダーシップのもと、周囲と手を取り合って明るい未来を作ることを見据えた言葉。その言葉を口にする彼自身が皆の希望となっている。 三浦さんが生涯をかけて取り組んできた「俳優」も見る者に多くの夢を与える職業であり、彼の作品にかける熱量やプロ意識、全身全霊で挑む姿は強いリーダーシップを発揮し、周りのキャストやスタッフにも大きな影響を与えていたことだろう。黎明期の日本において多くの人に影響を与え、激動の時代を駆け抜けた五代との重なりを感じずにはいられない。 かくいう筆者も、三浦さんからは多くの影響を受けてきた一人だ。1990年生まれの同い年であり、彼の活躍は早い段階から追ってきた。そんな中でも、2019年に上演されたブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』での彼の姿は鮮烈に印象に残っている。2013年に本場で同ミュージカルを観劇し衝撃を受けた三浦さんは、日本版が上演される際には必ずや自分が演じたいと熱望し、オーディションを経てドラァグクイーンのローラ役を射止めたという。広大なステージ上で堂々と歌い、キレのあるダンスを披露する彼の自信に満ち溢れた姿と笑顔は忘れられない。目標のため自身に大きなハードルを課し、そのために鍛錬を積み、やがて達成する姿をステージ上で目の当たりにした筆者は、勇気をもらい、夢を見せてもらったのだ。あの劇場にいた多くの人がそう思ったのではないだろうか。 そうした三浦さんの生き様が、偉業を成し遂げた五代友厚という人物との重なりを感じさせた。五代と同様に語り継いでいくべき人物である。【折田侑駿】文筆家。1990年生まれ。映画や演劇、俳優、文学、服飾、酒場など幅広くカバーし、映画の劇場パンフレットに多数寄稿のほか、映画トーク番組「活弁シネマ倶楽部」ではMCを務めている。
2020.12.26 16:00
NEWSポストセブン
【動画】三浦春馬さん追悼商法? 78才牧師は「利用していい」
【動画】三浦春馬さん追悼商法? 78才牧師は「利用していい」
 三浦春馬さんの死から約4か月。ファンの間では、12月に発売される書籍『永遠と復活 三浦春馬さんに捧ぐ』が話題となっています。 三浦さんの名前がタイトルになっていますが、著者は78歳、牧師の大川従道氏。2019年1月、主演した舞台の稽古中に出会い、生と死を学ぶため三浦さんは大川氏の元を訪れていました。 三浦さんのファンによると「教会の公式YouTubeチャンネルには春馬君が亡くなってから、多くの三浦春馬関連動画がアップされている」とのこと。 大川氏に取材すると「利用しているという声もあるけど、利用しても許されるんですよ。牧師だから」と語っていました。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2020.11.21 07:00
NEWSポストセブン
大川氏が主任牧師を務める神奈川県内の教会
三浦春馬さん追悼本の著者「彼を利用しても許される」と主張
 三浦春馬さん(享年30)の死から約4か月。今年4月に発売された三浦さんの著書『日本製』(ワニブックス)は、三浦さんを偲ぶファンの気持ちと比例するように、多くの人の手に取られた。そんなファンの間で話題なのが、12月に発売される書籍『永遠と復活 三浦春馬さんに捧ぐ』(幻冬舎)だ。 三浦さんの名前が表紙に躍るが、著者は牧師の大川従道氏(78才)。13才のときに洗礼を受け、以来65年間、神の教えを布教している。2人は2019年1月、三浦さんが主演した舞台『罪と罰』の稽古中に出会っている。作品の重要なテーマである“生と死”について学ぶため、三浦さんは大川氏の元を訪れた。「でも、まともに会ったのはその1回だけのようなんです。教会に行って、“あれ、春馬くん利用されてないよね?”って思っちゃいました」 そう語るのは、40代の女性ファン。11月中旬の日曜日、本誌・女性セブンの記者が、大川氏が主任牧師を務める神奈川県の教会を訪れると、老若男女60人ほどの礼拝者が集まっていた。教会の入り口には《三浦春馬さんのファンのかた、歓迎します》という手書きの貼り紙と発売予定の自著の表紙画像が無数に貼られている。「春馬くんが亡くなってから一度訪れましたが、どことなくお金儲けのにおいを感じてしまって……。牧師さんは教会を“聖地”にしようとしているんでしょうか」 前出の女性ファンは眉をひそめる。「教会の公式YouTubeチャンネルには、春馬くんが亡くなってから、多くの“三浦春馬関連動画”がアップされています。大川牧師が礼拝堂で話している動画で、“食事のとき彼が座っていた椅子に興味があるかたは座らせたい”とか、“礼拝にいらしたら、三浦さんの写った写真を差し上げます!と言ったら、ファンのかたが毎週来てくれるかもしれませんね”と笑いながら語っている。“私の本が出版されるまでは三浦春馬で挑戦しよう”とも話していて、商売に春馬くんが使われている気がして悲しい気持ちになりました」 ファンの間では、大川氏の“三浦さん本”に対する目は厳しいようだ。そうした声に、大川氏はどう答えるのか。礼拝終わりになぜ三浦さんの名前を使うのか聞いた。「いろんな人に教えを広めたいからやっているわけですよ。“利用している”という声もあるけれど、利用しても許されるんですよ。牧師だから。しかも、牧師として接触したのは私だけだから。私はよいことだって判断しています」 本を執筆した経緯についてこう明かす。「三浦さんとは濃密な時間を過ごしただけに、彼の死を聞いたときはショックでね……。もっと私とやりとりができていればな~という後悔が残った。それで本を書くことにしたんです」 肝心の著書の内容については、「三浦さんとの話がメインではないですよ」とのこと。「(話したのは)1時間半ですからね。内容的には細かいことまで記録していませんし。まあ、立会人がいたから三浦さんの反応とかは書けるけど」 教会の公式YouTubeチャンネルにアップされた動画でも、《みなさん、三浦さんも読んだことのあるこの本読みたくありませんか? これは売れまくるんじゃないかな》と過去の自著を語り “ブレない”姿勢を見せる大川氏。著書の収益の使い道についてはこう語った。「そりゃ、収益があればあるほど、使い道もいっぱいありますよね。ハハハ」 大川氏が饒舌に語ろうと三浦さんは沈黙するしかない。※女性セブン2020年12月3日号
2020.11.20 11:00
女性セブン
【動画】三浦翔平、映画『天外者』の三浦春馬さんとの共演に期待
【動画】三浦翔平、映画『天外者』の三浦春馬さんとの共演に期待
 三浦春馬さんが主演を務めた遺作映画、『天外者』が12月11日から公開されます。 同作で初の時代劇映画に挑戦するのが三浦さんとプライベートで仲がよく共演も多かった三浦翔平さん。 三浦春馬さんが演じる主人公・五代友厚と、熱い友情で結ばれた坂本龍馬を演じています。 映画ライターのSYO氏は「三浦翔平さんは“ふたりで何度も読み合わせをして関係性を築いた”と語っておりダブル三浦さんが魅せるブロマンスにも期待が高まるところです」とコメントしています。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2020.11.20 07:00
NEWSポストセブン
三浦春馬さん 幻の「12才初主演映画」が12月に復活公開
三浦春馬さん 幻の「12才初主演映画」が12月に復活公開
 7月に亡くなった三浦春馬さん(享年30)が12才のときに初主演した、2002年公開の映画『森の学校』が12月から全国公開されることがわかった。  わが子の才能を目の当たりにして父親が筆を折ったのは、パブロ・ピカソが10才のときのこと。モーツァルトは5才で作曲を始めていた。天才が神童と呼ばれた頃の話だ。「春馬は“できた”んじゃない。そういうものを持っていたんだ」 そう語るのは、映画『森の学校』でメガホンを取った映画監督の西垣吉春氏。その神童ぶりは、それから18年近く経ったいまも、記憶に刻み込まれているという。 映画『森の学校』は、京都大学の河合雅雄名誉教授の小説を原作とした物語だ。戦前の兵庫県・丹波篠山を舞台に、ひとりの少年が、家族、そして友人たちとの心の触れ合いを通じて成長する一年間を追っている。三浦さんはその少年・雅雄を演じた。 子供たちの成長の早さを考え、20日間の撮影で一年間の物語を描いた。戦前の設定なので、男の子は丸刈り、女の子はおかっぱ頭が出演条件。「どの子もそうでしたが、春馬も丸坊主を嫌がっているとヘアメイクのかたから聞いたのを覚えています。最終的にはちゃんと丸刈りになってくれましたけどね」(西垣氏) オフのときも、当時の少年少女と同じ感覚にさせるよう心掛けたという。「初日は皆、テレビゲームをやっていたんですよ。だから、付き添いで来ているお母さんに“ゲームはやめさせてください”って言って、あぜ道を走らせたら、田んぼに飛び込んで口に入った泥を吐いた子もいた。春馬も同じでしたね」 三浦さんは、茨城県の芸能事務所から子役としてひとり、関西での撮影に参加していた。当時所属していたつくばアクターズスタジオの加藤麻由美代表が振り返る。「お母様の付き添いはありませんでしたが、師であり、春馬が父親のように頼りにしていた人が、ホテルに一緒に泊まって、撮影所との往復生活を支えていました」 そこで三浦さんは、天性の輝きを見せたのだという。「とにかく光っていました。そりゃあ、光ってた光ってた」 西垣氏は、当時の三浦さんの印象をそう語る。「素直な演技をしていたんです。斜めからものを見ることなく、こう見せようということもなくて、思ったままに演技をしていた。木登りしているシーンでもいい表情をしていました。ガキ大将役だったけど、けんかのシーンもできていましたよ。子供の日常生活の中にあることを素直に演じられていたんです」 そして、西垣氏はこう続ける。「この映画はみんなの努力があったからできた。しかし、春馬がいたからこそ。春馬じゃなかったら、この映画は成功していなかったですね」『森の学校』は公開後、モスクワ映画祭に招待されるほど高く評価された。しかし、18年前の作品ということもあってDVD化されておらず、インターネットの配信サービスにも未対応。ファンの間では“幻の映画”となっていた。「一度見てみたい」。その思いは三浦さんの死後、大きなうねりを作り、ついには関係者を動かした。「リクエストの多い作品を映画館で上映する『ドリパス』というサービスがあるんですが、それで12月から全国で公開されることが決まりました。やっぱりスクリーンで見てほしいからうれしいですね」 と、西垣氏。まだ小学生だった頃の神童・三浦春馬が、大画面で躍動する。作品のリバイバル上映を、三浦さんも空の上で喜んでいるだろう。※女性セブン2020年11月26日号
2020.11.11 15:55
女性セブン
三浦春馬さん 遺産や遺骨の行方を不透明にする複雑家族関係
三浦春馬さん 遺産や遺骨の行方を不透明にする複雑家族関係
 遺品整理や遺産相続、お墓問題など、哀しみに暮れてばかりいられないのが、身近な人の死だ。一方で、突然の死の場合には、その諸問題がなかなか解決されないという哀しみも多いのかもしれない。複雑な家庭事情も絡み合い、遺骨の行方すらわからなくなって──。 三浦春馬さん(享年30)の突然の死から3か月、残された者の哀しみは消えない。「最後に出演したドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)の放送が終わっても、12月には主演映画『天外者』が上映されるし、来年3月には映画『ブレイブ -群青戦記-』が公開される予定です。春馬くんの顔を見られてうれしい半面、スクリーン越しに出会うたびに、“ああ、彼はもういないのか”という寂しさが余計に募るでしょうね」(50代女性ファン) 寂しさのかたちは、立場が変わると変化を見せる。三浦さんの知人が追想する。「彼が好きだったウイスキーを飲むときにふと思い出したり、彼が好きだったビリヤードをやっているときにそっと脳裏をよぎります。どこかのタイミングで、春馬さんが突然降りてくるんですよね」 さらに近しい関係者に聞けば、思い出話が出てくるものと想像したが、そうではなかった。「ぼくらにとって重要なのは思い出ではなく、現在進行形の問題です。お墓がどこにあるか知りたいし、そこに駆けつけて線香をあげたい。それに彼が最後に住んでいたマンションにあった遺品はどうなったのか。彼が大切にしていたものは……。気にかかることだらけなのに、亡くなった後の情報を母親が表に出さないため、身動きが取れません」(三浦さんと近しい関係者) 四十九日に納骨を行うことが一般的ではあるが、実は三浦さんはいまだに墓がない。そして彼と近しい関係者でさえ、遺骨がどこにあるかわからない状況なのだ。三浦さんの親族が語る。「私たちですら墓の場所もわからなければ、遺骨の前で手も合わせられない。月命日になんとなく手を合わせるだけしかできなくてね……」 爽やかな笑顔で日本中から愛された三浦さんの周辺で何が起こっているのか。それを知るには、彼の複雑な生い立ちを知る必要がある。 三浦さんは茨城県の田園地帯にある一戸建てで育った。就学前から両親が共働きだったため、夜遅くまでお腹を空かせて両親の帰りを待つことが多かった。両親は三浦さんが小学校低学年のときに離婚、ほどなくして母親は5才年下の男性と再婚した。三浦さんは母と継父の3人で暮らすようになったという。 幼少期の三浦さんが、不安を紛らわすように打ち込んだのが「芝居」だった。5才から通い始めたアクターズスクールでは、くりっとした瞳と端正な顔立ちで周囲の大人を魅了し、7才のときにNHK連続テレビ小説『あぐり』で子役デビューした。その後、14才で大手事務所に所属し、芸能活動をするために高校は堀越高校(東京・中野区)に進学して、親元を離れてひとり暮らしを始めた。それから俳優としての階段を着実に上る息子を、母親は手放しで応援した。「母親は春馬さんの出演作品を欠かさずチェックし、舞台を見るために全国を回りました。継父も義理の息子を熱心に応援していた。この頃は家族の関係が良好で、春馬さんは継父について『よくしてもらっている』と語っていました」(前出・三浦さんの知人)軽く億を超える預金が残された だが三浦さんが高校を卒業し、役者としての活動の幅をさらに広げると、家族のかたちに変化が生まれる。「春馬さんが人気俳優になるとともに、彼が家族を支える存在になっていき、そして親も彼を頼るようになったんです。8年前くらいに母親と継父が離婚した後、ひとりになった母親を支えなきゃいけないという思いが春馬さんのなかでより強くなっていった。 ただ、しばらくすると春馬さんの糸が切れてしまいました。自分のサポートがかえって母親のためにならないのではないかと悩み、春馬さんは母親の籍から自分の名前を抜き、携帯番号も変えて、母親との縁を絶ったのです」(前出・三浦さんの知人) その頃と前後して三浦さんは約20年ぶりに実父との再会を果たす。しかし、この再会がさらなる葛藤を生んだ。「最初こそよい関係だったけど、次第に実父にも金銭的な支援をしないといけなくなったのです。『実の父親まで……』とショックを受けた春馬さんはひどく落ち込み、精神的にますます不安定になり、酒量が増えていきました」(前出・三浦さんの知人) 完璧主義者の三浦さんは、誰にも「助けて」と言えずに、苦悩を深めていった。その一方で、母親と袂を分かったあたりから、三浦さんには生活の余裕が生まれたという。「家族へどれくらいの額の支援をしていたかは知らないけど、仕事をした分だけお金が残ることを純粋に喜んでいました。といっても物欲が強い方ではなく、彼は貯金の楽しさに目覚めたようでしたね」(前出・三浦さんと近しい関係者) 三浦さんが亡くなったマンションが都心からやや離れていることや、豪勢な生活ぶりが一切うかがえないことから、“事務所との契約などで、活躍に見合ったお金は持っていなかったのではないか”と噂されたこともあった。「真逆ですよ。彼は売れっ子俳優になっても不動産を持たず、稼いだお金の多くを貯金していました。実は相当な銀行預金を抱えていたんです」(前出・三浦さんと近しい関係者) 自死から約1か月後に発売されたセカンドシングル『Night Diver』には、三浦さんが作詞作曲を手がけた楽曲『You&I』が収録されている。このシングルは初週売り上げで20万枚を超える大ヒットとなった。「亡くなっていますが、作詞作曲の印税や歌唱印税は三浦さんに入ります。売上枚数からしても、決して少なくない額ですね」(音楽関係者) 生前の貯金に死後の収入を加えると、三浦さんの遺産は莫大な額になる。「軽く億を超える額面だそうですが、その巨額遺産の行方が定まっていないんです」(前出・三浦さんと近しい関係者) ここにも頭をのぞかせるのは家族の問題だ。「母親と距離を取る以前、春馬さんは経済面でかなりのサポートをしていました。母親は昔こそ安い軽自動車に乗っていましたが、春馬さんが売れっ子になってCMが決まるたびに数百万円単位でマイカーがグレードアップしていった。それが春馬さんなりの愛情表現だったんです。 母親は春馬さんがどれほどの遺産を残したかよく知っていたでしょう。それだけに、息子が亡くなった後、近しい関係者などに、慎重に接するようになったこともよくわかります」(前出・三浦さんの知人) その姿勢は、三浦さんの死のすぐ後からみられた。「密葬を行った際、友人たちはもう少しゆっくりお別れをしたいと希望しましたが、母親はすぐ荼毘に付して、最後のお別れをしました。当時は混乱した状況で仕方のない面もあったかもしれませんが、多くの友人たちは、いまだに遺骨がどこにあるかわからないことに戸惑いを感じています」(前出・三浦さんと近しい関係者)遺品や遺産が散逸することも 友人たちの一部は、三浦さんが大切にしていたものなどを譲り受けて、形見として彼がこの世に生きた証にしたいと望んでいるそうだが、三浦さんの母親とはなかなか連絡がつかないという。「むしろ避けられているんじゃないかとの疑念が生じています。このまま大切な遺品を処分されてしまうのではと心配です。もちろん、春馬さんの残したものが大きいだけに、『遺産目当てで近づいてくる者もいるのでは』と母親が疑心暗鬼になるのもわかるのですが……」(前出・三浦さんと近しい関係者) 三浦さんの両親の関係の複雑さが、遺産、遺品、そして遺骨や墓の行方をさらに不透明にしている。すでに指摘したように、三浦さんには実父、実母、継父と3人の「親」がいる。三浦さんをずっと育ててきたのは母親だが、この数年は断絶し、実父を頼ったこともあった。「離婚した実母と実父は春馬さんの生前から、緊密に連絡を取り合う仲ではありませんでした。そんななかで突然、相続権利のある莫大な遺産が生じて、率直に言って2人とも困惑しているようです。弁護士を通じての協議ということになるのでしょうが、まだ話し合いすら始まっていない。だから遺骨やお墓をどうするかも、まったく宙に浮いています」(三浦家の関係者) 未婚で子供のいない三浦さん。法的にはどうなるのか。司法書士法人ABC代表の椎葉基史さんが指摘する。「三浦さんは実母の戸籍から籍を抜いたそうですが、基本的に籍を抜いても戸籍が別になるだけで、法律上の親子関係は切れません。また離婚して母親が育てた期間が長くても実父の相続権は消えないので、実質的に実父と実母が相続権を持つことになります。ただし再婚相手の継父と三浦さんが養子縁組をしていれば、継父に相続権が生じる可能性もあります」 一般論でいえば、両親で遺産を半分ずつ分けることが妥当であるのだが──育てた期間を考えれば実母が、最後の数年間、実母との縁を切っていた事実を鑑みれば実父が、より有利な権利を主張できるようにもみえる。「遺産分割をする前に、一部の家族しかその存在を把握していない遺品や遺産が散逸してしまうことは、少なからずある事態」(前出・椎葉さん)というので、三浦さんの残したものにも心配は尽きない。そうした不安定な状況が、墓にも影響する。「遺骨をいま、父と母のどちらが持っているのか。分骨をすることになるのか。どちらの墓に入ることになるのか。それとも、どちらかが新しく建てる墓に入るのか。それらは、今後の遺産分割の協議とも密接に関係します。本当にわからないことだらけで、いつになったら話し合いが決着して、墓に納骨がされるのか、想像もつきません」(前出・三浦家の関係者) 三浦さんの遺作となった『おカネの切れ目が恋のはじまり』の最終回では、相手役の松岡茉優(25才)が、過去に金銭トラブルを犯して家族の元を離れた父親に、涙ながらにこう訴える。「お金はたくさんないけど、毎日結構幸せ。毎日結構楽しい」 お金が幸せや楽しみを生むことがあれば、逆にトラブルを招くこともある。三浦さんは、貯金を巡る哀しき確執に、天国で何を思うだろうか。 三浦さんのファンがせめてもの惜別の機会として期待するのが、お別れ会だ。所属事務所は死の直後からお別れ会の開催を明言している。「年内に開く予定で動いているようですが、ネックは新型コロナ。多くの人が会場に押し寄せるリスクがあり、開催の形式が慎重に検討されているようです」(芸能関係者) 所属事務所に尋ねると、「詳細が決定次第、発表させていただきます」と回答した。三浦さんの自宅マンションには故人に縁のある品が多く残る。ファン心理としては、そうした品々をお別れ会で展示してほしいところだが、このマンションも三浦さんの親が管理しているようで、今後どうなるかは不透明だ。三浦さんの百箇日法要は10月25日。山積みの問題を区切りの日までに解決するには、時間はあまりに少ない。※女性セブン2020年11月5・12日号
2020.10.22 07:00
女性セブン
竹内結子さんに何が起こっていたのか
竹内結子さん 三浦春馬さんとの共通点と最後のキスシーン
 三浦春馬さん(享年30)、芦名星さん(享年36)、藤木孝さん(享年80)、そして竹内結子さん(享年40)。この2か月で多くの有名俳優がこの世を、しかも自ら選んで去っていった。「亡くなったかたの共通点としては、皆、最初に亡くなった三浦さんとの共演歴があることです。なかでも、三浦さんと竹内さんは互いに意識し合っていました。それに、三浦さんは長いこと竹内さんのファンだったのです。テレビ番組で理想の女性として名前を挙げたこともありました」(芸能関係者) 2人は2019年公開の映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』で初共演。竹内さんは“氷姫”の異名を取る香港マフィアの女帝を、三浦さんはその女帝からダイヤを奪おうと画策する天才恋愛詐欺師を演じていた。 竹内さんの死後、『ロマンス編』で2人が笑いながらアイスを食べるというメイキング映像が注目を集めている。音声が入らないシーンだったため、せりふはすべてアドリブだったという。三浦「特別な味わいだね、2人で食べると」竹内「ホント、バニラでよかった?」三浦「バニラでよかったよ。これ以上ないスイート感だ」竹内「私たちも結構、スイートじゃない?」── 当時の様子を映画関係者が懐かしそうに振り返る。「三浦さん演じる詐欺師が氷姫をデートに誘い、あの手この手でその冷たい心を溶かそうとする。『ローマの休日』のアン王女と新聞記者のように、距離を縮めていく様子を描写するシーンでした。脚本はないものの、アドリブで息の合った掛け合いを見せていて、ずっと見ていたいと思いましたね」 この作品では、大人のムードを醸し出すあまりに美しすぎる2人のキスシーンも大きな話題となっていた。「竹内さんにとってはそれが最後のキスシーンになったのではないでしょうか。見つめ合った2人が一瞬だけ唇を重ねるのですが、本当に恋人のようなムードでした。そのシーンでぐっと距離が縮まったのでしょう。2020年公開の続編『コンフィデンスマンJP プリンセス編』でもそれぞれ大事な役どころで再共演。 現場では、2人はいつもふざけ合っていました。年の差が10才もあるなんて感じさせないほどです。舞台挨拶でもいつも、場を和ませるために冗談を言い合っていて、端から見ていても気が合っているのがよく伝わってきました」(前出・映画関係者) 三浦さんも竹内さんも「演じる」という仕事に、自分の人生を重ね合わせているという点でも共通点があった。「三浦さんは、自分の人生を生きるよりも、役として生きることに尽力していました。『いろんな人格になれるのが楽しいんだ』と話していましたね。竹内さんも役柄を通して生きる役者さんで、2人とも現実と役柄の境界線が曖昧になるほどのめりこむタイプだと思います。仕事を続けるには相当なプレッシャーを感じ、責任感が強いところも似ていた」(テレビ局関係者) 自分に課題を課すように、難しい役を選び、その人生を生きることで新たな自分を見つけようとした、似た者同士でもある2人。だが、もう共演は望めない。【相談窓口】「日本いのちの電話」 ナビダイヤル0570-783-556(午前10時~午後10時) フリーダイヤル0120-783-556(毎日午後4時~午後9時、毎月10日午前8時~翌日午前8時)※女性セブン2020年10月15日号
2020.10.01 16:00
女性セブン
三浦春馬
三浦春馬さん 自死の前に心揺れた「樹木希林さんの言葉」
 9月4日、三浦春馬さん(享年30)の四十九日にあたるこの日、亡くなるまでの経緯の詳細を所属事務所が公にした。そこには、三浦さんの死が“自死”であったこと、遺書はなく、思いが綴られたノートが部屋から見つかったこと、未公開作品の公開へ向けて調整が行われていることなどが明らかにされた。「来年、HuLuで配信される予定だったドラマ『ボーカリスト』では、歌手の夢を追う会社員として主演が決まっていましたが、撮影前だったため、“幻の主演作”となりました。公開が遅れている主演映画『天外者』、来年公開予定の映画『ブレイブ-群青戦記-』は公開の方向で調整されているようです。ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)も、撮影が済んでいる分はすべて、放送すると決まっています」(テレビ局関係者) こうして未公開の遺作を眺めるだけでも、三浦さんがさまざまな役を生きようとしていたことがよくわかる。それが、子供の頃から芸能活動をしてきた三浦さんの生きがいでもあった。高校生の頃に、親しい親族に仕事は楽しいのかと聞かれた際には、ぽつんと一言、「いろんな人格になれるのが楽しいんだ」と答えている。 三浦さんはその言葉の通り、常に、演じること、役を生きることに正面から向き合ってきた。殺人を犯し、その罪に苦しむ役を演じるときは教会に通い詰めて牧師を質問攻めにし、ドラァグクイーンを演じる際には肉体改造を自ら進んで行うほどの熱の入れようだったのだ。 亡くなって間もなく放送されたNHKドラマ『太陽の子』でも、その姿勢を貫いた。原爆の開発をテーマにしたこの作品で三浦さんが演じた青年は、一時帰宅中に入水自殺を図り、最終的には戦場で帰らぬ人となる。「この撮影をしていた昨年秋、三浦さんは日記帳に、“散ることを見据えてどう過ごすべきか”という言葉の後に、“壮絶な体験を顔に出すこと無く、作った笑顔で日々を過ごすべきか。苦悩する姿に自分を重ねている”と記していました」(捜査関係者) 自死を選んだ三浦さんと、死に場所を探すように戦地へ赴き、戦死した青年の姿を重ねると、この言葉はいっそう重みを増す。 さまざまな役になりきっている間、三浦さんは自分が三浦春馬であることを忘れることができた。役者仕事は三浦さんにとって自らの人生からの逃避の場でもあったのだ。「とにかく仕事が好きな男という印象でした。ただ、三浦さんが引き寄せていった役柄は、人生や命と向き合う青年の役が多かった。時には、難病を患った役に自ら名乗りを上げたこともありました。いろんな人生を演じていくうちに、彼自身の死生観と俳優業が切り離せないものになっているように見えた。役柄の悩みなのか自分自身が抱えている悩みなのか、境界線が曖昧になっている雰囲気もありましたね」(三浦さんの知人) 心に闇を抱える脱獄犯を演じた今年、俳優として何に興味があるかとのインタビューに、《変に思われるかもしれませんが、よりよく生きること》(『週刊女性』2020年1月1日号) と答えていたのも、役柄と自分自身の境界線の曖昧さゆえだったのかもしれない。 このインタビューで、三浦さんは樹木希林さん(享年75)の著書で出合ったという言葉を挙げている。《“しっかり人の痛みに触れるとか、誰かの思惑をしっかり考えてあげて、そこに寄り添ってあげるっていうことが役者には必要だ”ということが書かれていて》 2018年9月15日に亡くなり、この秋に三回忌を迎える樹木さんは、俳優活動の傍らで若者の自殺を抑止する活動に共感し、死の直前まで、思いとどまらせようとする言葉を残し続けていた。 三浦さんは、他人の命に向けた樹木さんの優しい言葉に触れていたのだろうか。その上で、それでも自死を選んだのなら、彼の心は想像を絶するほど揺れ動き、最後の選択を下したのかもしれない。精神科医の片田珠美氏が語る。「三浦さんのように前日まで普段と変わらない様子なのに突然……というかたは少なくないです。無理に励ましの言葉をかけるのではなく、寄り添ってあげることが何よりも大切ですね」 一線で活躍し続けた三浦さんと樹木さんは、共演作品が1本もない。四十九日を過ぎると、故人の魂は極楽浄土へいくという。そこで対面する三浦さんと樹木さんは、どんな初共演を果たすのだろうか。※女性セブン2020年9月24日・10月1日号
2020.09.10 07:00
女性セブン
三浦春馬さん訃報の衝撃や悲しみは未だに衰えない三浦春馬(時事通信フォト)
三浦春馬さん、遺作ドラマで演じた慟哭シーンと視聴者の嗚咽
 俳優の魂は死してなお、作品に遺り続ける――。三浦春馬さん(享年30)が亡くなってから時が経つほどに、多才さへの再評価の声が高まっている。歌にダンスに演技。彼が遺した作品に触れ、揺れ動く感情に素直に居ることが、ひとつの供養の形なのかもしれない。終戦の日の8月15日、NHKにて、三浦さんの遺作が放送される。 * 少し遅れてやってきた梅雨明け直後の8月1日、NHK広島放送局で、三浦春馬さんの遺作が静かに放映された。“3密”を避けるために約20席だけ用意された会場には定員を超える人が次々に訪れ、関係者は安全を確保した上で追加席の設営などに追われていた。放映されたのはドラマ『太陽の子』。NHK総合テレビで今月15日に流れる本放送に先駆けてのものだった。その席を得た40代の女性が感想を語る。「三浦さんの出演シーンになると亡くなられた事実を思い出すのか、会場からは、すすり泣く声が聞こえてきました。私も涙で画面がにじみ、よく見えなかったくらいです」『太陽の子』は、第二次世界大戦下の日本の科学者たちが主人公の物語。戦争末期、戦局好転を狙い、アメリカやロシアよりも早く原子爆弾を開発しようと奔走した京都大学物理学研究室が舞台の、史実に基づいたフィクションだ。 研究に没頭する主人公の学生・石村修役を柳楽優弥(30才)が演じている。その弟で、陸軍の下士官として戦地にいたが、肺の療養のため一時帰宅する裕之役を三浦さんが、疎開によって兄弟と同居する幼なじみの世津役を有村架純(27才)が演じている。この物語は、戦争ドラマでもあり青春ドラマでもあるのだ。 7月18日に急逝した三浦さんが最後に公の場に姿を見せたのは、このドラマの完成披露試写会だった。7月8日に行われた試写会後には記者会見も開かれたが、そのときの三浦さんの言葉は誠実さに溢れていた。 役作りについて問われれば、「戦地から療養で家族のもとに帰ったとき、家族に毅然とした態度をとって繕う姿に、どのように背景を肉付けしていったらいいか苦労しました」と率直に答え、撮影前と撮影後の心境の変化については、「意欲的に未来のことを考えるのは、どの時代でもかけがえのないことだと感じました」と、口にしていた。 家族への振る舞い方、前向きな未来。こうした思いを亡くなるわずか10日前に遺していたと思うと、改めてその突然の死が悔やまれてならない。生きること、そして命との向き合い方については、死の直前に自らの手でも書き遺していた。「三浦さんが亡くなった自宅マンションには日記帳が遺されていました。そこには自らの命と向き合う言葉が書き連ねてあったのですが、その中に、《役の石村裕之について》と書きながら、《散ることを見据えて残された日々をどう過ごすべきか》《苦悩する姿に自分を重ねている》と、役柄と自分自身を重ねる文言が並んでいました」(捜査関係者) 散ることを見据えて――その言葉は、三浦さん演じる裕之が、命の終わりに向かって走り続ける役柄だったことを表している。 裕之は、戦況悪化の一途をたどり、常に死と隣り合わせの戦場から実家へ戻ることで、つかの間の休息を得る。しかし、“地獄ともいえる戦地”で見たものを、裕之は家族に話さない。それどころか努めて明るく振る舞い、研究に没頭する兄を励まし、密かに思いを寄せる幼なじみの世津にも温かい視線を向け、暗い話題になりそうなときは「未来の話をしよう」と空気を変える。不自然なほどの明るさに母親だけが違和感を抱くが、はっきりと言葉で伝えることはなかった。 そんなある日、裕之の本心が溢れ出す。兄弟と世津の乗ったバスがエンストを起こし、3人は野営を余儀なくされる。たき火を囲みながら兄弟はぽつりぽつりと言葉を交わす。兄は弟が戦地へ戻ることを引き留めようとすれば、弟は、国のために研究を進め、成果をあげてほしいと兄に伝えた。『ありがとう。さようなら』 夜になり、皆が眠りに落ちるが、ただ1人、裕之だけがそっと起き上がる。そして、まるで導かれるかのように海へ向かって歩き出し、沖に出ても、足元を見ることなく、ずっと前を見たまま歩みを止めない。激戦地で精神を蝕まれた裕之が入水自殺を試みるシーンを、前出の視聴者女性が語る。「裕之がいなくなったことに気がついた兄の修と世津が、彼を捜しに行きます。そして、沖から裕之を必死に連れ戻すのです。そのとき、あれだけ朗らかだった裕之が、『怖いよぉ…』と泣きながら、『おれだけ死なんわけにいかん…死なんわけにいかん!』と強く慟哭の声をあげたのです。 胸を打たれました。死を恐れながらも、同時に、死と向き合わずに戦地から逃げている自分を許せない、と揺れ動くストイックすぎる姿が、なぜか三浦さんと重なってしまって…」 その後、裕之は予定よりも早く戦地に戻ることを自らの意志で決める。「自分が安全な場所にいる間にも仲間は次々と死んでいっていることが耐えられなかったのでしょう。その表情は、“戦争に勝つため”ではなく“死に場所を探すため”、いまいる場を去ろうとしているようにも見えました」(前出・視聴者女性) 家族に見送られ、家を後にする裕之。心配そうな家族をよそに、一度も振り返ることなく再び戦地へと旅立った。 その後の裕之の命運について、家族は一通の手紙で知ることになる。それは、特攻隊員を志願し、出撃する前に母に向けて書かれた、最期の手紙だった。「親不孝を詫び、心残りはないと言い、これが届く頃に戦果をあげますと誓う手紙が、三浦さんの声で読み上げられて…。一言一言を噛みしめるように読み上げるなか、『裕之は御国のため、笑って死にます』という言葉を聞いたときには、頭の中にぱっと三浦さんの満面の笑みが浮かびました。同じ思いのかたが多かったのでしょう。このシーンが流れると、上映室にはすすり泣きの声がこだまして、私も嗚咽がこらえられませんでした」(前出・視聴者女性) その手紙は『ありがとう。さようなら』と結ばれていた。淡々と読み上げるはずだったであろう三浦さんの声は、そのとき小さく震えていたという。 家族を心配させないように、見てきたものや聞いてきたものを語らず、本音を隠し通したまま、自ら死に向かった裕之。彼を演じた三浦さん自身もまた、視聴者と同様に、役柄と自分自身を重ね合わせることがあったのだろう。三浦さんの知人がうつむきがちに語る。「自分の素を見せず、役に没頭できる役者という仕事は、春馬にとって現実の人生からの格好の逃げ場だったのかもしれません。が、役に入り込むあまり、その逃げ場と自分の人生がぴたりと重なり、演じ終わっても離すことができなくなってしまっていた。あれからもう1か月が経とうとしていますが、なぜ春馬が旅立つ選択をしたのか、考えても考えても、答えが見つかりません」 生前、三浦さんは《僕たちの仕事は想像力を皆様に届ける仕事ですし、この作品を通してみなさんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています》と、このドラマにコメントを寄せていた。その願いは、あの端正な笑顔や愁いを帯びた横顔とともに、『太陽の子』に刻み込まれている。※女性セブン2020年8月20・27日号
2020.08.10 16:00
女性セブン
三浦春馬さん訃報の衝撃や悲しみは未だに衰えない三浦春馬(時事通信フォト)
三浦春馬さん遺作ドラマ放送決定と松岡茉優の役者魂について
 早逝した才能を惜しむ声は消えることがない。それでも最後に取り組んだ作品が陽の目を見ることになったのは朗報だろう。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏がレポートする。 * * * 故・三浦春馬さんが出演予定だったドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)。お蔵入りという形で封印されてしまう憶測が流れましたが、結局「4回完結」で9月に放送されることが決まりました。前代未聞のこの対処。三浦さんが「亡くなる前日まで撮影していたドラマを何とか見てもらいたい」という役者、脚本家、演出家、放送局ら制作陣の切実な思いと英断を、率直に讃えたいと感じます。 才能溢れる三浦さんが突然去ってしまったことはあまりにも哀しく残念な出来事でした。繊細な精神と表現、そして大胆さが一人の中に混じりあった、希有な役者さん。『キンキーブーツ』という個性的なミュージカルではドラァグ・クイーン役を演じて徹底的に磨かれた身体と演技を披露し賞賛を集め、読売演劇大賞杉村春子賞を受賞しました。 また、テレビドラマでも重要な役を数々こなして視聴者を魅了。難病患者や臓器提供者といった複雑な役にも果敢に挑戦した一方で、『オトナ高校』(テレビ朝日系)等でのコメディタッチ&風刺的ブラックユーモアもキラキラ光っていた。『世界はほしいモノにあふれてる』(NHK)の自然体MCとJUJUとの掛け合いも印象的。実にさまざまな面から期待を集めていた人だけに、ほんとうに無念です。 その三浦さんが演じた新ドラマは、「清貧女」九鬼玲子(松岡茉優)と「浪費男」猿渡慶太のラブコメディ。たとえ数回分であろうと作品として放送されることになった背景には、オリジナルの書き下ろし脚本(大島里美)であること、そして何よりも主役・相手役の松岡茉優さんの意志が関係しているのではないでしょうか。 松岡さんは自らパーソナリティーを務めるラジオ番組『マチネのまえに』(8月2日TBS)でこう語りました。「私の個人的な気持ちとして1ヶ月と少し、相手役としてお芝居を受けていた身として、あの素晴らしい猿渡慶太(三浦春馬)という人物を皆様に見てほしいと思いました」「猿くんは彼しかいないなと思います」 また遺作である以上、視聴者への配慮も欠かせない。松岡さんは「私たちはこの物語を全力で作っておりますが、もし受け取れないかもしれない、つらくて見れないかもしれないという方は、ご無理なさらないでください」とも言いました。 ドラマが封印されることなく放送決定となったことで、新たに2つの現実が生まれることになるでしょう。●演じる仕事を通して三浦春馬が表現しようとした、直近の姿を知ることができる●三浦春馬に対する記憶が自死に留まらず演技そのものによって結実する 今回の出来事を通して相手役・松岡茉優という人の芯の強さと役者魂もかいま見えたように思います。他の人を配慮し思いを馳せながら、自分の思いにも逃げずに向き合う。そうした力量は、役者である以上、演技を通して表現され続けていくことでしょう。 7月に封切られたばかりの最新映画『劇場』(又吉直樹原作)においても松岡さんの演技が光を放っています。主人公・永田(山崎賢人)は演出・脚本家の夢を追い続け、時に自暴自棄で自己中心的な行動をとり孤独感を抱えこむダメ男。その永田と同棲している沙希(松岡茉優)は、彼の夢を信じ支え続けている。実は彼女自身も女優になる夢をもって上京したが自分の夢は諦め永田を通じて夢を追いかけるが、次第にきしみが生じ……。 松岡さんが演じた沙希は、永田という男の一直線な生き方に比べると、矛盾をはらんだ難しい役どころでした。自分の夢を諦めて他の人に仮託したが破綻していく、という沙希。人物の輪郭をブレずにしっかりと把握して、7年間の変化を的確に演じた松岡さんは、行定勲監督から見ても「天才であり努力家」。ものごとに対して俯瞰的で「ある程度考えてそこに自分がこう演じたいというプランに向けて、きっちり準備をしてきて、そこに着地させようとする」(行定勲監督インタビュー「ほんのひきだし」2020.7.16)と松岡さんの冷静さを分析しています。 そんな松岡さんの意志と俯瞰的な広い視野が、全力疾走した三浦さんの記憶をみんなで分かち合おう、という提案の一端となったのかもしれません。 9月にこのドラマが放送される前にも、8月15日放送のスペシャルドラマ『太陽の子』(NHK総合午後7時半)で三浦さんの演技に触れることができます。限られた貴重な機会、大切に味わいましょう。
2020.08.08 16:00
NEWSポストセブン
【動画】三浦春馬、死の1か月前に本名の名字を変えていた
【動画】三浦春馬、死の1か月前に本名の名字を変えていた
 7月18日に逝去した俳優の三浦春馬さん。生前、自身の性格について完璧主義だと分析していました。 精神科医の片田珠美さんによると「完璧主義者は、100点以外は0点という思考に陥りやすく、自己肯定感が低い。役に入り込みすぎるがあまり、“抜く”のにも時間がかかります」とのこと。 そんな三浦さんは、この世を去る1か月前、自ら手放していたものがありました。それは長年使ってきた、継父の姓であり、本名として使っていた姓。 生まれた時の名前である“三浦春馬”に戻り、芸名でもキャラクターでもない自分となり、永い眠りについたようです。
2020.08.01 16:00
NEWSポストセブン
三浦春馬さん 遺した日記に綴られていた、命と向き合う言葉
三浦春馬さん 遺した日記に綴られていた、命と向き合う言葉
 爽やかな笑顔を携えた三浦春馬さん(享年30)の印象があまりにも強すぎて、突然の死から時間が経ったいまもなお、現実として受け止められないとの声も多い――。 俳優の三浦春馬さんが7月18日、30年の人生に突然幕を下ろした。遺された日記帳には、役者論、共演者への思い、家族のこと、そして、自らの命に向き合う言葉が、時には自分に対して問いを投げかける形で、時には創作物のような形で綴られていた。いろいろな人格になれる 幼い頃から芸能界で活躍していた三浦さん。影すらも消えるほどの眩しすぎる輝きに、周囲は安心して三浦さんの将来を楽しみにしていた。が、三浦さんの親族の1人は、別の角度から三浦さんを見ていた。「春馬が高校生の頃かな、売れっ子になってきて、仕事のために学校を休むことが増えました。それで春馬に『仕事は楽しい?』って聞いたら、黙っているんです。もう一度聞いたら、黙ったまま母親の方をチラッと見るんです。春馬はいつもそうでした。意見を聞かれると必ず、母親の方をね。そして一言だけ、『いろんな人格になれるのが楽しいんだ』ってこぼしたのが印象的でね…」 いろんな人格になれる――三浦さんは、自らの人生を生きるよりも、役を生きることに突っ走り、さまざまな居場所を探し求めた。その思いは、ストイックな役作りにも表れていた。「昨年、ドストエフスキー原作の舞台『罪と罰』で、殺人を犯しその罪に苦しむ主役を演じたとき、役作りのため、教会に通い長時間にわたって牧師を質問攻めにしていました。 役に合わせた肉体改造も三浦さんの特徴。『罪と罰』では7~8kgの減量をしていました。その直後にドラァグクイーンを演じた舞台『キンキーブーツ』では、筋肉をつけるために増量とトレーニングの毎日。1日6食ぐらいカレーやパスタなどを食べて、必死に理想の体形に近づこうとしていましたね。減量直後の増量は体に相当な負荷がかかるのですが、三浦さんは当たり前のようにこなしている節がありました」(舞台関係者) そうした仕事への真摯な姿勢は、周囲にも充分に伝わっていた。三浦さんの突然の他界に言葉を失い、ようやく絞り出した共演者や関係者は異口同音に「ストイック」「努力家」、そして「誰にでも優しい家族のような人」とその人柄を褒め称えていた。「いま思うと、春馬くんは自分の居場所を作るのに、そして作った居場所を守るのに必死だったのかもしれません。はにかんだように笑いながら、誰とでも距離を詰める彼を『優しい人』としか捉えられなかった自分が情けないです」(三浦さんの知人) もちろん、素のままの笑顔を周囲に見せることだってあったに違いない。時には、仲間に悩みを打ち明ける夜もあっただろう。しかし、家族については、あるときから明確に距離を置き始めた、とは事務所関係者。「4年前、彼は携帯電話の番号を変えています。理由を聞くと、『親と縁を切るため』と。親には番号を伝えないよう釘を刺されました。それまで彼は実母、そして実母の再婚相手である継父との関係は悪くなかったのですが、2人が金銭トラブルを起こしたり、三浦さんのプライベートに過度な介入をしたりしたため、連絡を絶ったようです」 周囲に傷を見せまいと常に笑顔を振りまいていた三浦さんだが、家族という大事な部分に歪みが生まれて以降、徐々に精神的に不安定な様子を見せはじめていた。「撮影の時間になっても楽屋からなかなか出てこなかったこともありましたし、中から大きな叫び声が聞こえたこともありました。それに、一部で報じられていたように、酒量が増えていったのも確かです。地方公演先で、何かに追い立てられるように長時間飲んで、翌日の東京での仕事に遅れそうになったこともありました。今年に入ってからは、LINEもやめてしまっていましたね。ただ、それも役作りのためなのかと思っていました。周囲とのつながりを絶つことで、孤独な人格を三浦さんなりに理解しようとしていたのかなと」(テレビ関係者) ストイックゆえに三浦さんの小さなSOSが届きにくい環境があったのかもしれない。命、人生、そして死 そうした中で三浦さんは、あるドラマと出会う。 8月15日放送予定の『太陽の子』(NHK)だ。役柄は、第二次大戦末期、陸軍の下士官として戦地に出向いていたものの、肺を患って一時帰還した石村裕之という男。役柄のプロフィールにはこう書かれている。《前線での壮絶な体験を顔に出すことなく、家族に対して明るく、優しくふるまう》“真実”に蓋をして、つとめて明るく振る舞う石村の姿に自分を重ねたときがあったのかもしれない。三浦さんが番組に寄せたコメントが、悲劇の死を遂げた後だと一層、重く響く。《散る事を見据え、残された日々をどう過ごすべきか… 家族に対して気丈に振る舞う学徒出陣兵がどれだけ辛かったか‥ 若くして、自分が居ない未来に希望を託す青年の想いを役を通して考えさせられました》 命、人生、そして死。解けない難題に対峙する姿や、その重みを感じさせまいと無理にでも笑う瞳までもが、『僕のいた時間』で向き合った澤田拓人という役柄でもあり、三浦さん自身でもあった。 自分の人生から目を逸らしたいとき、いろんな人格になれる役者という居場所を見つけた三浦さんだったが、いつしか、役柄の人生と自分の人生とが重なり合い、離れなくなっていった。 捜査関係者が唇をかむ。「三浦さんが自宅に遺した日記のようなものには、自らの命と向き合う言葉がいくつも連なっていました。NHKに寄せたコメントと同じ、『散ることを見据えてどう過ごすべきか』というはじまりから書かれた日記も。『役の石村裕之について』と続き、『戦時中に肺の病気で役目を果たす事なく帰郷したが、前線で体験した壮絶な体験を顔に出すこと無く作った笑顔で日々を過ごすべきか。苦悩する姿に自分を重ねている』との言葉が記されていました」 三浦さんが演じた石村は、ドラマの中で、精神を蝕まれ入水自殺を試みる。昨年9月、京都・京丹後市でのロケで、死を覚悟して海へと入ってゆく三浦さんの胸には、どのような思いが去来していたのだろう。「三浦さんは役者としてかなり完璧主義のかたですよね」とは、精神科医の片田珠美さん。 三浦さんは生前、雑誌のインタビューで自分の性格について分析を繰り返していた。《以前、あるマネージャーに「あなたは完璧主義だから、いい意味でもっと適当にしなさい」と言われたことがあるんです。それで最近は「自分は別に完璧じゃないんだから、100点を出せなかったとしても幻滅しないように」と思うようにしています》(PHPスペシャル2019年1月号)《困った時は『助けて』と周囲に言えるようになったし、ダメな自分を許したことで、すごくオープンな性格になったと思います》(MORE 2019年10月号) しかし、自分に対して甘えを与えてあげようと努力はしていたものの、常に自分への厳しさが消えることはなかったのかもしれない。「完璧主義者は、ゼロサム思考といって100点以外は0点という思考に陥りやすく、自己肯定感が低いのです。そして、頑張りすぎてしまう傾向にある。完璧な役作りをすると、周りの自分への評価が上がると一度気づいたら、その境地に達せないことが不安につながってしまう。そうしたかたが役作りに没頭すると、役に入り込みすぎるがあまり“抜く”のにも時間がかかります。三浦さんは忙しかったでしょうから、役から解放される時間を確保するのが難しかったのかもしれません」(片田さん) 三浦さんはこの世を去る1か月前、あるものを手放していた。長年使ってきた、継父の姓であり、本名として使っていた姓を手放し、生まれたときの名前である“三浦春馬”に戻していた。 芸名でもキャラクターでもない、嘘偽りのない自分自身の名前をひとつ携えて、若くして永い眠りについたのだった。※女性セブン2020年8月13日号
2020.07.29 12:55
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