スポーツ

巨人、観客動員低迷で「ファンに無料招待メール」 原監督の去就とFA戦略はどうなる?

原辰徳監督は昨年3年契約を結んでいる(時事通信フォト)

巨人・原辰徳監督は昨年3年契約を結んでいる(時事通信フォト)

 巨人人気の低迷がこんなところにもあらわれているようだ。8月上旬、巨人ファンの元にこんなメールが届いたという。

〈※当メールはメルマガ受信を希望されない皆さまにもお送りしております。
「GIANTS IDデー」開催にあたって、当メールを受け取った方の中から 抽選で1試合1,000人 、3試合で合計3,000人を東京ドームでの巨人戦にご招待します〉

 メールを受け取った人物が話す。

「『CLUB GIANTS事務局』からの連絡でした。だいぶ昔に無料のメールマガジンに登録していたことを思い出しました。それでメールが来たみたいです。内容は8月23日の火曜からの中日3連戦の無料招待案内でした。席は指定席B、指定席C、外野指定レフト巨人応援席の中から選べました。それにしても、巨人が公式戦にファンを無料招待するなんて信じられなかったですね」

 今年の巨人は観客動員に苦しんでいる。主催試合の入場者数は198万6430人(9月4日現在)で阪神に次いでセ・リーグ2位だが、東京ドームで4万人以上集めたのは56試合のうち10試合しかない。かつて毎試合、収容人数約4万3500人の球場を満員にしていたチームとは思えない状態が続いている。

「無料招待のあった中日3連戦も、最初の2試合は2万人台の観客でした。収容人数の7割くらいが埋まっており、他球団と比べれば入っているほうかもしれませんが、ずっと球界一の人気チームだった巨人ですから、今年の動員数は衝撃ですよ。プラチナチケットと呼ばれ、正規の何倍もの値段でチケットショップに並んでいた頃が懐かしい」(球界関係者。以下同)

 コロナ禍が終息しないため、観客が球場に足を運ばなくなっていると言われている。しかし、DeNAが首位・ヤクルトを4ゲーム差で迎えた8月下旬の横浜スタジアムの3連戦では大入り袋が出る試合もあり、コロナだけを理由に動員数の減少は説明できない。巨人はヤクルトの独走を許し、優勝が絶望的になっているため客足が遠のいているのか。

「開幕戦も満員にはならなかったですし、首位を走っていた4月から観客動員は伸び悩んでいます。4月8日の金曜日は2万4136人で東京ドームの収容人数の半分を超えるくらいしか入らなかった。ウイークデーは特に厳しく、火曜からの3連戦全て2万人台のカードもありました。だから、8月の中日3連戦で無料招待をしたのでしょう」

関連キーワード

関連記事

トピックス

自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
暑くなる前に行くバイクでツーリングは爽快なのだが(写真提供/イメージマート)
《猛暑の影響》旧車會が「ナイツー」するように 住民から出る不満「夜、寝てるとブンブン聞こえてくる」「エンジンかけっぱなしで眠れない」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン