市販の歯磨きペーストには「歯周病予防」などを謳う製品があるが、こちらも注意が必要だ。
「着色汚れの予防などで表面を磨くためには有効ですが、歯茎との境目をたっぷりの研磨剤でゴシゴシ擦ると、歯茎を傷めかねません。付けるなら、表面を磨くときに、極力少なく使いましょう」
歯間ブラシやフロスなどの用具は歯科医と相談の上で使いたい。
「大前提は、歯ブラシでの歯磨きを“絶対に欠かさない”ことです。それ以外のプラスアルファについては、どれが合うかは“人それぞれ”。歯間ブラシ、フロスなどは歯間空隙に合った大きさ、形状のものを選びましょう。きつすぎず、ゆるすぎないのがポイントです」
歯周病に「ならない」ために、日頃から正しいケアを実践したい。
※週刊ポスト2022年9月30日号