『残穢─住んではいけない部屋─』(2016年)
奇妙な音が脳裏に焼きつく 【怖い度】★★★★★
小説家である「私」のもとに届いた一通の手紙から始まる──。「部屋から聞こえる“サーッ、サーッ”という音は、思い出しただけで震えて夜、寝られなくなるレベル」(ホ)。
【北欧ホラー】美しい光景が恐怖に一変
白夜など北欧の風景や風習を題材にしたホラー作品を指す。閉塞感と独特の空気感が味わえるとファンも多い。
『テルマ』(2017年)
オープニングからすでに怖い 【怖い度】★★★★
主人公の恋とともに描かれる、彼女の不思議な力が恐ろしい。「蛇や死んだ鳥など不気味な場面が続きますが、描かれているのは女性の性への抑圧と解放。人間ドラマとして良作」(児)。
『ミッドサマー』(2019年)
衝撃のラストが待ち受ける 【怖い度】★★★★★
舞台は5人の学生が招かれた白夜の祝祭……。「映像とビジュアルの美しさと内容のギャップで話題になりました。ラストは衝撃的。大人向けで、心して鑑賞してください」(夜)。
『LAMB/ラム』(2021年)
油断禁物の話題作 【怖い度】★★
BBCが「背筋が凍るほど不気味」と評した作品。「羊から生まれた“何か”を育てる夫婦。ヒューマンドラマにもなる映画ですが、油断しているとホラー展開が待ち受けます」(ホ)。
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021年)
実話がもとになった話 【怖い度】★★★★★
実在の心霊研究家が遭遇した事件が題材。「『死霊館』シリーズは、ポルターガイストや悪魔、教会といった洋画ホラーの王道が楽しめます」(夜)。
【オカルトホラー】これぞザ・王道
悪魔や幽霊、モンスター、霊に取り憑かれた人形などが登場し、身の毛もよだつような恐怖演出が堪能できる。
『AGHOSTSTORYア・ゴースト・ストーリー』(2017年)
愛を感じる感動作 【怖い度】★
不慮の事故死を遂げた夫が妻のもとにシーツ姿のお化けとなって現れる。「映像が美しく、感動作に仕上がっています。ホラーが苦手な人にも人気になったのも、うなずけます」(児)。
『八尺様 最恐都市伝説』(2018年)
ネット掲示板で話題になった 【怖い度】★★★
再生回数200万超。田舎に伝わる「見たら数日後に死ぬ」といわれる不気味な女「八尺様」を扱った都市伝説ホラー。YouTube『ホラーちゃんねる』で無料配信中。
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2022年10月13日号