芸能

世界中のK-POPファンが熱狂! BTS、NCT DREAM、Stray Kids出演の韓国音楽授賞式TMA開催<PART2>

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

 最年長メンバーJINの兵役を見据え、しばらくはソロ活動を中心に行うと発表していたBTSが急きょ出演を決め話題となった音楽授賞式『2022 THE FACT MUSIC AWARDS (TMA)』(10月8日/韓国・KSPO DOME/オリンピック体操競技場)に、今年、パンデミックを乗り越え果敢にワールドツアーに飛び出したK-POPアーティストたちが集結。今、ノリに乗っている彼らの今を語るライブレポートをお届けします。

大歓声OKの音楽イベント観覧がうらやましい・・・

 韓国では現在、歓声を上げての観覧が可能。日本のライブシーンではまだ歓声が解禁されていないため、思う存分推しの名前を叫び、声援を上げる姿は、日本からオンラインで視聴している私たちにはうらやましすぎる光景だった。

【ATEEZ】(今年のアーティスト 、Best Performer)*()内は受賞内容

曲の世界観に憑依する圧巻の表現力

 2018年にデビューした8人組のATEEZ(エイティーズ)。「10代(teenage)のA toZ(すべてのもの)」がグループ名の由来で、2021年に行われた人気男性アイドルグループのサバイバル対決プログラム『KINGDOM : LEGENDARY WAR』で一気に知名度を高めた。

 大手4社の音楽事務所が絶対的な力を持つ韓国音楽業界で、中小規模の事務所ながら、今年7月にリリースしたミニアルバム『THE WORLD EP.1:MOVEMENT』は、大手4大事務所以外のボーイズグループとして初のミリオンセラーとなった。

 今回はそのタイトル曲『GUERRILLA』を1曲目に披露。細かい転調を繰り返し、高い身体能力で繰り広げられるダンス、ジョンホの安定感のあるパワフルな高音に圧倒され、曲の世界観に憑依するATEEZならではの抜群に長けた表現力にグイグイ引き込まれてしまう。個性が際立つ彼らの特徴を象徴しているかのように、この日の衣装が全員異なっている点もよく、強烈で多彩なATEEZの色を感じることができる。

 続く『The Real』は、『KINGDOM』のファイナルステージで披露した、8人のチーム力を強く感じることができる楽曲。刺激的な歌詞で、ダンスフォーメーションも楽しく、「ATEEZが描くかっこよさとはこういうこと」を教えてくれる。まるでATEEZのライブに来ているかのようなライブ力の高さを体感できるステージとなった。

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

【THE BOYZ】(今年のアーティスト)

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

緩急幅広い魅力でアプローチ 全員がセンター級のイケメンパフォーマンス集団

 2017年にデビューした11人組THE BOYZ(ザ・ボーイズ)。「全員センター」という異名をもつほど、見事に揃ったイケメンぶりにとかく注目が集まるが、楽曲、パフォーマンス、どこを切り取ってもクオリティーが高い。デビュー翌年には日本での配信も開始し、この10月には、初の日本ツアーを開催する。努力によって着実な成長を遂げ、2021年、サバイバル対決プログラム『Road to Kingdom』で優勝、続く『KINGDOM」では惜しくも準優勝となった。

 今回は、昨年11月にリリースして数々の音楽番組で1位を獲得した『MAVERICK』のショートバージョンを披露。黒のライダースで厳かに登場し、ストーリー性のある楽曲の世界観を表現した。ヒョンジェとジュヨンのソロダンスをたっぷり魅せたあと、薄いパープルカラーで統一したカジュアルな衣装で再登場、ピンク色の鎖で縛られた大きなハートを背景にした『WHISPER』のステージへ。さわやかで軽快なダンスにはドボ(THE BOYZの愛称)の大人かわいい魅力が炸裂。右を見ても左を見てもイケメンの笑顔と個性の連打に、「どこを見ればいいの~!!」となるまさに神曲の眼福ステージ。表情や指先の遊びでささやくように歌う姿にはさわやかとセクシーさが混在し、彼らの引き出しの多さをさらに知らしめることとなった。

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

【Stray Kids】(今年のアーティスト、FAN N STAR FOUR STAR賞)

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

絶賛新曲活動中の最高にイケてる仕上がり

 Stray Kidsは2017年、サバイバル・リアリティ番組『Stray Kids』を通じて2018年にデビューした、2PMやTWICEらを輩出したJYPエンターテインメントに所属する8人組。「3RACHA」と呼ばれる3人のメンバーによる作詞、作曲、プロデュース力を強みに、デビュー5年目を迎え、ますますチームワークを強めている。

 今回は、10月7日にリリースし、初動218万5013枚の大記録を打ち立てたミニアルバム『MAXIDENT』のタイトル曲、『CASE 143』を引っさげて大暴れ。10月3日に25歳の誕生日を迎えたばかりのバンチャンは、受賞コメントを流暢な英語で話し海外ファンを喜ばせ、今回の楽曲ですっかりおなじみとなった“オン眉”の前髪のヒョンジンは、赤をあしらった強烈なメイクで登場、Felixのキラキラ輝く瞳とともに、ステージに花を添えた。

 2022年のワールドツアーのタイトルにもなった楽曲『MANIAC』は、イメージカラーの緑一色の舞台でバンチャンの気合いの入った掛け声からスタート。異なるテイストを大胆に掛け合わせつつ統一感を出し、病みつきになるサビ、8人のキレのあるカッコよさを堪能できる。スンミンの透き通るハイトーンボーカルに、チャンビンをはじめとするラップチームの絶大な安定感など、まさに適材適所の職人芸を見せつけた。

「Stray Kidsが表現する恋」をテーマにした『CASE 143』では、サビのFelixの超低音ボイスがとどろき会場を煽る。華麗に曲調を変えながら、Stray Kidsらしいアグレッシブなサウンドで、最後は激しいダンスを8人がピタっと揃えて止めて終わる、高いパフォーマンスを見せてくれた。

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

(c)2022 THE FACT & FANN STAR All rights reserved.

関連キーワード

関連記事

トピックス

オーナーが出入りしていた店に貼られていた紙
「高級外車に乗り込んで…」岐阜・池田温泉旅館から“夜逃げ”したオーナーが直撃取材に見せた「怒りの表情」 委託していた町の職員も「現在もまだ旅館に入れない」と嘆き
NEWSポストセブン
記者の顔以外の一面を明かしてくれた川中さん
「夢はジャーナリストか政治家」政治スクープをすっぱ抜いた中学生記者・川中だいじさん(14)が出馬した生徒会長選挙で戦った「ものすごいライバル候補」と「人心を掴んだパフォーマンス」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博内の『景福宮』での重大な疑惑が発覚した(時事通信)
《万博店舗スタッフが告発》人気韓国料理店で“すっぱい匂いのチャプチェ”提供か…料理長が書いた「始末書」が存在、運営会社は「食品衛生上の問題はなかった」「異常な臭いはなかった」と反論
NEWSポストセブン
63歳で初めて人生を振り返った俳優・小沢仁志さん
《63歳で初めて人生を振り返った俳優・小沢仁志》不良役演じた『ビー・バップ』『スクール☆ウォーズ』で激変した人生「自分の限界を超える快感を得ちまった」
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
サッカー界のレジェンド・釜本邦茂さんが「免許返納」密着取材で語っていた「家族に喜んでもらえることの嬉しさ」「周りの助けの大きさ」
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがニューシングル『Letter』をリリース(写真・左/AFLO、写真・右/Xより)
羽生結弦の元妻のバイオリニスト・末延麻裕子さん、“因縁の8月”にニューシングル発売 羽生にとっては“消せない影”となるのか 
女性セブン
中学生記者・川中だいじさん(14)が明かした”特ダネ”の舞台裏とは──
「期末テストそっちのけ」中学生記者・川中だいじさん(14)が抜いた特ダネスクープの“思わぬ端緒”「斎藤知事ボランティアに“選挙慣れ”した女性が…」《突撃著書サイン時間稼ぎ作戦で玉木氏を直撃取材》
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
メキシコ五輪得点王・釜本邦茂さんが語っていた“点取り虫”になる原点 “勝負に勝たなければならない”の信念は「三国志」に学んでいたと語る
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴行動画に批判殺到の花井組》社長らが書類送検で会社の今後は…元従業員は「解体に向けて準備中」、会長は「解体とは決まっていない。結果が出てくれば、いずれわかる」と回答
NEWSポストセブン
雅子さまのご静養に同行する愛子さま(2025年8月、静岡県下田市。撮影/JMPA) 
愛子さま、雅子さまのご静養にすべて同行する“熱情” そばに寄り添う“幼なじみ”は大手造船会社のご子息、両陛下からも全幅の信頼 
女性セブン
猫愛に溢れるマルタでは、動物保護団体や市民による抗議活動が続いているという(左・時事通信フォト)
《深夜に猫地面にたたきつける動画》マルタで“猫殺し”容疑で逮捕の慶應卒エリート・オカムラサトシ容疑者の凶行と、マルタ国民の怒号「恥を知れ」「国外に追放せよ」
NEWSポストセブン
大神いずみアナ(右)と馬場典子アナが“長嶋茂雄さんの思い出”を語り合う
大神いずみアナ&馬場典子アナが語る“長嶋茂雄さんの思い出”「こちらが答えて欲しそうなことを察して話してくれる」超一流の受け答え
週刊ポスト