芸能

カラオケの名曲秘話 発売から45年経っても年間1位に輝く『津軽海峡・冬景色』

石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』は発売から45年経った今も人気(写真/女性セブン)

石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』は発売から45年経った今も人気(写真/女性セブン)

 老若男女が楽しむ娯楽のひとつであるカラオケ。最近では昭和や平成初期の歌謡曲やポップスが、若い世代に歌われることも増えているという。

 昭和から平成に時代が移り変わったそのとき、平成元年1月11日に発売されたのが、美空ひばりの大ヒット曲『川の流れのように』だ。

 当初の予定ではアルバムの1曲だったが、美空ひばりが強く要望してシングルカットされた。同年の6月24日に亡くなったため、テレビでは数えるほどしか歌唱していない。しかし、日本音楽著作権協会(JASRAC)によれば、「平成で著作権使用料の分配額が多かった曲」の4位に。CD売り上げのみならず、カラオケで歌い継がれた証拠だろう。吉幾三の『酒よ』が1位に輝いた平成元年度は17位だった。死後もなお曲が浸透していった点に、「永遠の歌姫」と呼ばれる所以がある。

「カラオケ年間ランキング」演歌/歌謡曲部門1位は?

 演歌の世界には、長く愛され続ける名曲がある。石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』は発売から45年経った今も人気を誇り、昨年の「JOYSOUND カラオケ年間ランキング」の演歌/歌謡曲部門でも1位を獲得した。

 元々1年の12か月を12曲で表現するアルバム『365日恋もよう』の中の1曲だったが、ファンの熱い声に押されてシングルカット。この曲で石川は初めてNHK紅白歌合戦に出場し、自身の代表曲となった。第94代内閣総理大臣の菅直人、ミスタータイガースと呼ばれた村山実だけでなく、平成生まれの西野カナもカラオケの十八番に挙げるほど、世代を超えて愛されている。

関連記事

トピックス

WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
高校時代には映画誌のを毎月愛読していたという菊川怜
【15年ぶりに映画主演の菊川怜】三児の子育てと芸能活動の両立に「大人になると弱音を吐く場所がないですよね」と心境吐露 菊川流「自分を励ます方法」明かす
週刊ポスト
ツキノワグマは「人間を恐がる」と言われてきたが……(写真提供/イメージマート)
《全国で被害多発》”臆病だった”ツキノワグマが変わった 出没する地域の住民「こっちを食いたそうにみてたな、獲物って目で見んだ」
NEWSポストセブン
2020年に引退した元プロレスラーの中西学さん
《病気とかじゃないですよ》現役当時から体重45キロ減、中西学さんが明かした激ヤセの理由「今も痺れるときはあります」頚椎損傷の大ケガから14年の後悔
NEWSポストセブン
政界の”オシャレ番長”・麻生太郎氏(時事通信フォト)
「曲がった口角に合わせてネクタイもずらす」政界のおしゃれ番長・麻生太郎のファッションに隠された“知られざる工夫” 《米紙では“ギャングスタイル”とも》
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
将棋界で「中年の星」と呼ばれた棋士・青野照市九段
「その日一日負けが込んでも、最後の一局は必ず勝て」将棋の世界で50年生きた“中年の星”青野照市九段が語る「負け続けない人の思考法」
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン