芸能

綾瀬はるかが広告塔に使われた40億円投資トラブル 「綾瀬の母親も1億円預けた」犯罪グループ逮捕

綾瀬はるか

綾瀬はるかの名前も利用された事件の容疑者が逮捕となった

 11月9日の午前7時過ぎ、4人の容疑者が逮捕された。彼らは本誌『女性セブン』が昨年9月に報じた投資トラブルの主要メンバーで、40億円にものぼる“出資金”を集めていた。“勧誘”には国民的女優が利用されていた。【前後編の前編】

「突然、逮捕されたことも、40億円という被害額の大きさにも驚きました。綾瀬さんの名前が取り沙汰されたから警察が迅速に動いてくれたのかもしれません……」

 広島県在住の40代男性は、容疑者としてテレビに映し出された男たちを目にし、複雑な思いを口にした。綾瀬さんとは同県出身の国民的女優・綾瀬はるか(37才)のことだ。11月9日、広島県警は無職の武田将之容疑者(39才)ら4人を出資法違反(預り金の禁止)の容疑で逮捕した。ほかに逮捕されたのは、税理士の安土義和容疑者(74才)ら3人だ。

 年齢も職業もバラバラの彼らは“投資グループ”のメンバーだった。逮捕容疑は、容疑者らが出資金の元本を保証して配当金を支払うと約束し、広島県内の50~60代の5人から計6億7000万円を預かったというもの。広島県警は、容疑者らが2014年9月から今年8月にかけ、20都府県の約240人から計40億円を集めた可能性もあるとみている。冒頭の男性が言う。

「私も“被害者”のひとりですが、『女性セブン』の記事が出たから被害に気づきました。記事がなければ、彼らの説明をいまも信じていたかもしれません」

『女性セブン』がこの事件を初めて報じたのは、昨年9月のこと。《綾瀬はるか 投資トラブル1億円の逆鱗》と題した記事で、犯行グループの“手口”をこう報じていた。

 容疑者らが当時“出資者”に行った説明によれば、これは「投資」ではなく、「金銭消費貸借契約」という貸付であり、借りたお金を元手に武田容疑者が中心となって運用するというもの。貸付金の「元本」を毎月3%ずつ返金していき、完済後は毎月3%ほどの利息を配当していく仕組みで、元本割れのリスクはないという話だった。

 仲介役として資産家から多額の“投資資金”を集めていたとみられているのが、安土容疑者だ。

「安土容疑者は地元では有名な税理士で、彼のことを、広島の重鎮と呼ぶ人もいます。広島市の中心街に8階建ての自社ビルを構え、そこを自宅兼税理士事務所にしています。顧客には地元の富裕層が多く、安土容疑者はその顧客らに投資話を持ち掛けていたとみられています。資産状況を把握しているわけですから、勧誘しやすかったのではないでしょうか」(捜査関係者)

関連記事

トピックス

おぎやはぎ・矢作兼と石橋貴明(インスタグラムより)
《7キロくらい痩せた》石橋貴明の“病状”を明かした「おぎやはぎ」矢作兼の意図、後輩芸人が気を揉む恒例「誕生日会」開催
NEWSポストセブン
豊昇龍
豊昇龍が8連勝で単独首位なのに「懸賞金」は1敗の大の里のほうが400万円超も多い!? 指定本数の増加で「千秋楽までにさらに差が開く可能性がある」の指摘も
NEWSポストセブン
イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
「一体何があったんだ…」米倉涼子、相次ぐイベント出演“ドタキャン”に業界関係者が困惑
NEWSポストセブン
エドワード王子夫妻を出迎えられた天皇皇后両陛下(2025年9月19日、写真/AFLO)
《エドワード王子夫妻をお出迎え》皇后雅子さまが「白」で天皇陛下とリンクコーデ 異素材を組み合わせて“メリハリ”を演出
NEWSポストセブン
“CS不要論”を一蹴した藤川球児監督だが…
【クライマックスシリーズは必要か?】阪神・藤川球児監督は「絶対にやったほうがいい」と自信満々でもレジェンドOBが危惧する不安要素「短期決戦はわからへんよ」
週刊ポスト
「LUNA SEA」のドラマー・真矢、妻の元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《大腸がんと脳腫瘍公表》「痩せた…」「顔認証でスマホを開くのも大変みたい」LUNA SEA真矢の実兄が明かした“病状”と元モー娘。妻・石黒彩からの“気丈な言葉”
NEWSポストセブン
世界陸上を観戦する佳子さまと悠仁さま(2025年9月、撮影/JMPA)
《おふたりでの公務は6年ぶり》佳子さまと悠仁さまが世界陸上をご観戦、走り高跳びや400m競走に大興奮 手拍子でエールを送られる場面も 
女性セブン
起死回生の一手となるか(市川猿之助。写真/共同通信社)
「骨董品コレクションも売りに出し…」収入が断たれ苦境が続く市川猿之助、起死回生の一手となりうる「新作歌舞伎」構想 自宅で脚本執筆中か
週刊ポスト
インタビュー時の町さんとアップデート前の町さん(右は本人提供)
《“整形告白”でXが炎上》「お金ないなら垢抜け無理!」ミス日本大学法学部2024グランプリ獲得の女子大生が明かした投稿の意図
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ハワイ別荘・泥沼訴訟を深堀り》大谷翔平が真美子さんと娘をめぐって“許せなかった一線”…原告の日本人女性は「(大谷サイドが)不法に妨害した」と主張
NEWSポストセブン
須藤被告(左)と野崎さん(右)
《紀州のドン・ファンの遺言書》元妻が「約6億5000万円ゲット」の可能性…「ゴム手袋をつけて初夜」法廷で主張されていた野崎さんとの“異様な関係性”
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)の“過激バスツアー”に批判殺到 大学フェミニスト協会は「企画に参加し、支持する全員に反対」
NEWSポストセブン