実は「てびち」(豚足の煮付け)が苦手な黒島結菜

黒島結菜は『ちむどんどん』に出演

 そんな中、なぜ今、帯ドラマが底力を見せているのか。

 一番の強みは、平日の同じ時間帯、週に複数話放送しているということだ。視聴者は番組についてライブでさまざまに発信できる今、見せ場や突っ込みどころは、競うように取り上げられ、共有される。それが週一回の進行ではなく、複数話の放送ならば、チェックされる機会もそれだけ多い。話題になれば、見逃し配信で視聴する人も増える。新人キャストは連日の出演で、顔と名前を覚えてもらえるメリットもある。

 一話が短いのも重要だ。若い世代のテレビ離れが言われる中で二時間ドラマなど長時間ドラマは激減した。短くてインパクトがあって、話題性がある。それを連日見られることがポイントなのだ。かつてドロドロの愛憎劇などを多く取り上げた昼ドラは、主婦層や夜の仕事の出勤前にオンタイムで見てもらう枠だった。スキマ時間にも楽しめる現在の帯ドラマは、テレビを見ない人の24時間にドラマを割り込ませるための作戦枠なのである。

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