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大地真央、ぶっちゃけキャラが“刺さる”と話題 人の顔色を伺う時代の「嫌われない毒舌」を語る

“令和の水戸黄門”と名高い中島ハルコ。“助さん格さん”役には、合田雅吏と蕨野友也が息ぴったりの共演をみせる((c)東海テレビ)

“令和の水戸黄門”と名高い中島ハルコ。“助さん格さん”役には、合田雅吏と蕨野友也が息ぴったりの共演をみせる (c)東海テレビ

 ドラマ『最高のオバハン中島ハルコ』(東海テレビ・フジテレビ系、最終回12月10日(土)24時10分放送)が、いよいよ最終章を迎えているが、毒舌セレブな主人公・ハルコを演じる大地真央が放つセリフが、毎回「名言ぞろい」と話題だ。

 同ドラマは、林真理子の小説『最高のオバハン』を大胆にアレンジし、昨年放送された同名ドラマの第2弾。人気美容クリニックを経営する“アラ還マダム”のハルコが、ともすれば「だって……」「そうは言っても……」などと言いたくなるような悩みや難問を、スカッとした口調で吹き飛ばしながら、鮮やかに解決していく。

 第1弾でも「所詮、自分の人生を壊すのは自分なのよ」/「コンプレックスはクヨクヨするだけ時間の無駄」等々、ハルコ語録は「刺さる」と視聴者の心をドキリとさせたが、それが大地真央という女優の口から出るからこそ、説得力と凄みが増す。

 なぜ、ハルコの言葉は“刺さる”のか――。ハルコとも長い付き合いになる大地に、話を聞いた。

 “ハマり役”のハルコに「力をもらっている」

決め台詞は「私を誰だと思ってるの?美のスーパードクター・中島ハルコよ」。堂々とした立ち回りはまさに“ハマり役” ((c)東海テレビ)

決め台詞は「私を誰だと思ってるの?美のスーパードクター・中島ハルコよ」。堂々とした立ち回りはまさに“ハマり役”  (c)東海テレビ

――ハルコを演じていて、ご自身と重なる部分はありますか。

大地:あまりそういうふうに考えたことはないんです。中島ハルコという人はどういう人なんだろうとか、ハルコさんだったらどうリアクションするかとか、自分に引き寄せるのではなく、自分がハルコに寄るイメージです。私が、中島ハルコさんの一番の理解者で一番の味方でありたいと思って、自分の“腑”に落としています。

――第2弾でも、「折れない心を鍛えることに、年をとる意味がある」/「何度でもやり直し、生まれ変わる。人生と同じよ」/「忖度して出る芽なんて大した芽じゃない」/「自分をさらけ出さないと本当の人間関係は築けない」など、名言が炸裂しています。印象的だったものはありますか。

大地:私も『なるほどな~』と、いつも脚本から学んでいます。共感するのは、人生は何度でもやり直せるということ。もう、その繰り返しかなと思うんです。撮影していても、日々、『こうすればよかったかな、ああすればよかったかな』って。

 でも、また前を向いて、次へのエネルギーに変えていく。ハルコさんは、そこで落ち込むのではなく、新たな自分に生まれ変わるという姿勢で、私も力をもらっていますね。

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