スポーツ

サッカー日本代表 2026年W杯は若手台頭と森保続投でさらなる躍進も期待

試合後、会場のサポーターに深々と頭を下げ、感謝の気持ちを伝えた場面は、海外ファンからも称賛された(Getty Images)

試合後、会場のサポーターに深々と頭を下げ、感謝の気持ちを伝えた場面は、海外ファンからも称賛された(写真/Getty Images)

 サムライブルーが日本中を興奮の渦に包み込んだ。サッカーW杯カタール大会で、ドイツ、スペインと世界の強豪を打ち破った日本に対して、海外メディアはこう絶賛した。

〈日本にハッタリはなかった〉(スペイン通信)

 元日本サッカー協会副会長・釜本邦茂氏も後輩たちの健闘を称える。

「まさかドイツやスペインに勝つとは。僕らが現役の頃よりも格段に進歩したと思う。ヨーロッパで活躍する選手らが堂々と強豪と競い合い、互角に渡り合った。今大会は大きな自信になったはず」

 惜しくもベスト8入りは果たせなかったが、日本代表を率いた森保一監督は帰国後の記者会見で「選手たちは『新しい時代』を見せてくれた」と今大会での躍動を讃えた。

 大きく成長した日本代表。早くも4年後のW杯米国・カナダ・メキシコ大会への期待が膨らんでいる。サッカージャーナリストの財徳健治氏が語る。

「今回の代表は、20代前半から半ばの若い選手が多かった。高速ドリブルで魅せた三笘薫(25)やドイツ戦とスペイン戦で豪快なゴールを決めた堂安律(24)、10歳でスペインに渡ってFCバルセロナの下部組織に入った久保建英(21)ら今大会で目立った選手たちは、次のW杯も代表入りする可能性が高い。

 さらに下の世代には、スペインの超名門であるレアル・マドリードの下部チームで活躍する中井卓大(19)のような10代の逸材がいる。吉田麻也(34)や長友佑都(36)らベテラン勢が代表引退となれば痛手ですが、一方でこうした若い芽が順調に成長すれば4年後はさらに成熟した好チームになるでしょう」

 日本にとってさらなる追い風となりそうなのが森保一監督の続投だ。6日には、日本サッカー協会が2年間の続投要請を出す方針であることが報じられた。

「この契約は、4年後のW杯までの延長をオプションとしたものです。今大会の結果を受けて、森保監督の手腕を高く評価し直した協会員も多い。帰国後に生出演した報道番組で森保監督は正式なオファーはないとしながらも続投に意欲を見せている。次のW杯も指揮を執る可能性は高い」(スポーツ紙記者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

この日は友人とワインバルを訪れていた
《「日本人ファースト」への発言が物議》「私も覚悟持ってしゃべるわよ」TBS報道の顔・山本恵里伽アナ“インスタ大荒れ”“トシちゃん発言”でも揺るがない〈芯の強さ〉
NEWSポストセブン
亡くなった三浦春馬さんと「みたままつり」の提灯
《三浦春馬が今年も靖国に》『永遠の0』から続く縁…“春友”が灯す数多くの提灯と広がる思い「生きた証を風化させない」
NEWSポストセブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《産後とは思えない》真美子さん「背中がざっくり開いたドレスの着こなし」は努力の賜物…目撃されていた「白パーカー私服での外出姿」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン
俳優やMCなど幅広い活躍をみせる松下奈緒
《相葉雅紀がトイレに入っていたら“ゴンゴンゴン”…》松下奈緒、共演者たちが明かした意外な素顔 MC、俳優として幅広い活躍ぶり、174cmの高身長も“強み”に
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン