2017年、東京・池袋の高層ビル「サンシャイン60」の展望台アンバサダーに任命されたとき、大型連休中の来場者が1万5000人に達しなかった場合、芸名を「サンシャイン池袋」に1週間改名するという公約を発表していたサンシャイン池崎(時事通信フォト)
この読み間違え、多くの人が池袋サンシャインという高層ビルより、サインシャイン池崎の名前のほうが目につきやすく、思い出しやすく、容易に思い浮かべることができ、記憶の中にある情報としてアクセスしやすかったのだ。そこには「利用可能ヒューリステック」が絡んでいるのだろう。人には、思い出しやすいものや目立つものを選んで、それを正しいと判定する傾向があるからだ。池崎さんはこのトレンド入りを、自身のTwitterで、「ふぇっ!!!?」と驚いていたという。彼の名前が事件によって、勘違いされたとはいえトレンド入りしたのは、それだけ池崎さんが人々に親しまれ、その存在が世間に浸透しているということである。
私自身が猫を飼っていることもあり、ハイパーハイテンションな芸で人気のサンシャイン池崎より、個人的には猫大好きおじさんの日常を、気取りも見栄もなく、そのままリアルに見せてくれる池崎さんのほうが好きだが、彼が見せているのは、振り子のように振り幅の激しい2つの姿。視聴者はそのギャップを楽しむというより、そのどちらからも元気をもらっている感じがする。
全力で絶叫する芸には笑いだけでなく、あのアントニオ猪木さんの「元気ですか!」を彷彿とさせるような、人を元気にするパワーがあるような気がするし、猫おじさんの姿には、見ているこちらの肩の力をどんどん抜いてゆき、ほのぼのしているうちにいつの間にかリラックスさせてしまうからだ。
元気のパワーとほっこりさせる癒しの2つの効果で、これからもみんなに元気を届けてほしい。
