鍛えた身体は身長174センチ、体重102キロ
「今でも街で『クマ!』と呼びかけられることがあり嬉しいです。僕は良くも悪くも見かけがずっとあまり変わらないうえ、『ごくせん』がシリーズ化されたこともあり、その印象が強くなって、その後も短髪で金髪のすごい悪いヤツか、めっちゃいい人か、どちらかの役を求められますね」
『IWGP』でも短髪で金髪だったが、ケアが大変だったそうだ。
「2週間に1回、自分で新聞紙を広げてバリカンで刈っていました。ブリーチ剤で脱色もしていたのですが、頭皮がヒリヒリして痛いんですよね。役の振り幅が狭くなるような気もして、30歳になってからは、プライベートでの脱色はやめました」
『IWGP』や『ごくせん』にとどまらず、『さよなら、小津先生』(フジテレビ系)などへの出演で認知度を上げた脇さんは、ドラマや映画、舞台で活動を続ける一方、タレントとして『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)や『学校へ行こう!』(TBS系)などバラエティー番組からも声がかかるように。
「役者の仕事は台本ありきなのですが、バラエティーはしっかりした台本はないので、自分の立ち位置がよくわからない。今は政治家になられた山本太郎さんに相談したら『そのままでいいんだよ』ってアドバイスをいただきましたけど、フリートークは難しすぎます。お笑い芸人を目指すのをやめて良かったな、と思いました」
40歳を境に始めた「新しい挑戦」とは
2020年からの新型コロナウイルス流行で、一時は多くの現場がストップした。脇さんはそれを機にYouTubeチャンネル『なんずといろ』を開設。「視聴者の依頼を何でも無償でやる」という企画で、作詞と歌唱に挑戦した。現在は事務所の後輩と7人で、毎日ショート動画を作って配信している。