◆ソフトバンクが狙うダブル獲り

 今永は2019年に自己最多の13勝をマーク。昨年は6月7日の日本ハム戦でノーヒットノーランを達成するなどチーム最多タイの11勝を挙げ、防御率2.26は自己最高の数字だった。今年3月に開催されるWBCで侍ジャパンのメンバーにも選出されている。このオフの契約更改では4000万円増の年俸1億4000万円でサイン。故障で稼働していない時期があったが、実力を考えれば年俸が意外に低いと感じる球団が多いだろう。

 福岡出身の今永がFA権を行使すれば、ソフトバンクが山川と「ダブル獲り」を目指す可能性があり、先発ローテーションの即戦力が欲しい巨人、ヤクルトも獲得に動く可能性がある。

 DeNAはメジャー挑戦に意欲を示していた守護神・山崎康晃がこのオフに6年契約を結んで残留した。今永に対しても次のオフは残留に向けて最大限の誠意を尽くすだろう。今季の戦いを終えた後、オフのFA戦線は山川だけでなく、「ハマのエース左腕」の去就が注目される。

争奪戦必至の今永(時事通信フォト)

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森はオリックスに(時事通信フォト)

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近藤は大型契約でソフトバンクに(時事通信フォト)

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