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【相撲部屋ちゃんこ】大嶽部屋「水炊き風塩ちゃんこ」濃厚な鶏だしと野菜の旨みたっぷり

大嶽部屋

右から三段目・納谷、幕下・夢道鵬、三段目・坂井

 寒波が次々に到来し、各地に大雪をもたらしているが、東京・両国国技館で開催中の大相撲初場所(1月22日千秋楽)では厳しい寒さを吹き飛ばすように、熱い取組が繰り広げられている。そんな力士たちのパワーの源はなんといっても「ちゃんこ」。彼らの屈強な体作りに欠かせない「部屋ちゃんこ鍋」のレシピを特別に教えてもらいました!

 昭和の大横綱・大鵬が興した大鵬部屋が前身の大嶽部屋は、2010年に大鵬の愛弟子だった大嶽親方(元十両・大竜)が継承。現在も玄関に「大鵬道場」の看板が掲げられている。部屋唯一の関取・王鵬は大鵬の孫で、昨年11月の九州場所で優勝争いに絡む大活躍を見せるなど、期待の若手力士だ。

 大嶽部屋のちゃんこ鍋は、鶏ガラから丁寧にとったスープだしが決め手。「ちゃんこ番の新屋敷が昨晩から約8時間かけて白湯だしをとってくれました。コラーゲンたっぷりのいいだしなので、塩こしょうのシンプルな味付けで充分」と話すのは、ちゃんこ統括の電山だ。おかみさんと一緒にちゃんこ番を束ねながら、大嶽部屋の味を守っている。

大嶽部屋『水炊き風塩ちゃんこ』

じっくり煮込んだ濃厚な鶏だしと野菜の旨みがたっぷりの栄養満点スープ

●大嶽部屋『水炊き風塩ちゃんこ』

・材料(4人分)
鶏肉(もも・むねなど)…500g、白菜…1/4玉、長ねぎ…1本、えのきたけ・しいたけ…各1パック、油揚げ…1枚、水菜…1束、塩・こしょう…適量、白いりごま・ブラックペッパー…適量

A[鶏ガラ…1〜2羽分、長ねぎの青い部分…1本分、にんにく…2片、玉ねぎ…1/2個、しょうが…適量、水…2L]

・作り方
【1】鍋に5分ほど下茹でした鶏ガラと、[A]の残りの材料を入れて強火で煮込む。水を足しながら3時間ほど煮込み、スープをこして白湯スープをとる。(市販の鶏ガラスープを使用すると時短に)
【2】白菜の芯の部分は短冊に、葉の部分とそのほかの具材は食べやすい大きさに切る。
【3】【1】のスープに塩こしょうを入れ、やや濃いめに調味する。鶏肉を入れて中火にかけ、火が通ったら取り出す。
【4】鍋に【3】のスープと鶏肉、【2】の具材を適量入れて火にかける。仕上げにフライパンで軽く炒った白ごまと、ブラックペッパーを鍋に散らす。

取材・文/山下和恵

※女性セブン2023年2月2日号

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