芸能

体重117キロおデブアイドルが明かす、中居正広との「唐揚げの思い出」

YouTubeでは、明るく元気な二人が美味しそう食べる飯テロが人気。ファンは圧倒的に女性が多い

YouTubeでは、明るく元気な二人が美味しそう食べる飯テロが人気。ファンは圧倒的に女性が多い

“天使だったけど体重オーバーで地球に落っこちた”をコンセプトに活動する肥満落下系堕天使アイドルユニット「びっくえんじぇる」のメンバーである大橋ミチ子。毎年元日に測定して更新する公式体重は今年、昨年より8キロプラスの117キロを記録したが、もともとは女優を目指し、今の半分以下の54キロの時代もあった。なぜ「おデブアイドル」を志すようになったのか。そこには壮絶な苦悩と自らに課した使命があった。

 約10年前、芸能界に興味を持ち、芸能事務所の養成所に通ってダンスや芝居のレッスンを受けていた大橋をいつも待ちかまえていたのは「体重計」だった。

「養成所に入所した時、最初に先生から言われたのが『体重を落とせ』でした。養成所に体重計が置いてあり、行くたびに測られるんです。ダンスの技術を磨けとは言われず、『痩せなさい』と注意される。当時は体重を落とすためにご飯をまったく食べず、水とヨーグルトの生活を半年ぐらい続けたんです。身長は今と同じ167センチでしたが、体重を60キロから54キロまで落としました」(大橋、以下同)

 当時は気付かなかったが、「今振り返ると、あの頃は拒食症だった」と分析する。痩せてもご飯を食べることができない日々が続いた。

「ところが、ある日、養成所に行く途中にコンビニの前を通りかかると、たまたまドアが開いていて揚げ物の匂いがふわっとしたんですよ。気付いたら肉まんを食べていました(笑)。揚げ物の匂いがして肉まんを食べているのがちょっとおかしいんですけど、半年ぶりのちゃんとしたご飯が肉まんだったんです。泣きながら2個ぱくぱく食べ、“このままでは自分が壊れてしまう”と思い、養成所を辞めることを決断しました」

 だが、試練は続いた。

「ダイエットは止めましたが、当時はまだ、太っている自分はダメなんだ、痩せてなきゃいけないんだと思いがあり、自分自身をなかなか受け入れることができませんでした。反動で過食を繰り返す辛い時期が続き、体重は半年で約80キロに増えました。どうしてこんなに体型のことで悩んでいるんだろう、辛いところから抜け出したい。そうもがいている時に書店でたまたま出合ったのが、今も専属モデルを務めている、ぽっちゃり女子向けファッション雑誌『la farfa』でした」

 誌面には、体型を隠さずにおしゃれを楽しむぽっちゃり女子たちが載っていた。水着姿でポジティブに堂々と写っている女性にも目を奪われた。今まで辛かったのは何だったんだろうと衝撃を受けたという。

「もし自分がこの体型を受け入れるようになったら、人生楽しくなるのかなと思ったのが、おデブアイドルになる第一歩でした。すぐ『la farfa』のモデルに応募し、合格しましたが、そこから私自身の考え方がすごく変わりましたね。この体型も含めて自分を愛していこうと前向きになったのです」

関連記事

トピックス

12月9日に亡くなった小倉智昭さん
小倉智昭さん、新たながんが見つかる度に口にしていた“初期対応”への後悔 「どうして膀胱を全部取るという選択をしなかったのか…」
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
「どうして卒業できないんだろう…」田村瑠奈被告(30)の母親が話した“大きな後悔” 娘の不登校に焦り吐露した瞬間【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
Instagramにはツーショットが投稿されていた
《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン