サンドウィッチマンはM-1で夢を掴んだ(時事通信フォト)

『THE CONTE』にはサンドウィッチマンも出演(時事通信フォト)

港社長就任で「笑いのフジ」が加速

 フジテレビが取り戻したいイメージはコントだけではありません。

 フジテレビはコント特番だけでなく、大喜利の『IPPONグランプリ』、トークの『人志松本のすべらない話』、漫才の『THE MANZAIマスターズ』など、それぞれのジャンルをフィーチャーした特番を放送しています。

 さらにジャンルを問わないネタ特番として、『ENGEIグランドスラム』に加えて、2021年5月に『お笑いオムニバスGP』、2021年8月に『FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』を立ち上げました。その他にも『千鳥のクセがスゴいネタGP』や『ネタパレ』などのネタ番組もあり、「あらゆる笑いで勝負していく」という姿勢を見せています。

 さらに昨年6月、かつて『オールナイトフジ』『夕やけニャンニャン』『とんねるずのみなさんのおかげでした』『FNS27時間テレビ』などを手がけ、バラエティ制作担当局長も務めたほか、自ら体を張って笑いを取ることも辞さない港浩一さんが社長就任したことで、この流れは加速していくでしょう。

 実際、今年1月にスタートした『ぽかぽか』は、あの『笑っていいとも!』を彷彿させる昼の生放送バラエティであり、好調なスタートを切りました。港社長は「看板番組を作る」「新しいスターを生み出す」と宣言しているだけに、今後フジテレビが「コントのイメージを取り戻す」ことを筆頭にどんなバラエティを放送していくのか楽しみです。

【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。

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