松原、重信は、侍ジャパンの宮崎強化合宿と壮行試合4試合にサポートメンバーで招集されることに。メジャー組の鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)、ラーズ・ヌートバー(カージナルス)の合流が遅れることで外野手が不足する事態となっていたため、派遣されることが決まった。

 松原、重信は共に俊足巧打のリードオフマンとして期待されたが、伸び悩んでいる。特に松原は他球団の評価が高いという。2021年に打率.274、12本塁打、37打点、15盗塁と育成入団から駆け上がったが、昨年は50試合出場で打率.113、0本塁打、4打点、2盗塁。春先から打撃の状態が上向かず、1軍定着すらもままならなかった。今年もキャンプで2軍スタート。信頼を取り戻すために、与えられるチャンスはそう多くない。

 スポーツ紙デスクは、こう語る。

「パリーグは即戦力の外野手を欲しがっている球団が少なくない。外野の3枠が固定できていない西武は松井稼頭央監督が機動力を重視する野球を掲げており、松原はそのポイントにピタリとハマる。さらに正捕手の森が流出したことで経験のある捕手を求めている。例えば、松原と岸田行倫で、先発と救援どちらもできる平井克典と1対2のトレードなら現実味がある。外野の守備能力が高いので、日本ハム・新庄剛志監督も好きなタイプでしょう。投手を補強するため、トレードのコマになる可能性は十分に考えられます」

 巨人は2021年も開幕前に田口麗斗をヤクルトに放出し、廣岡大志を獲得する電撃トレードを敢行している。3年ぶりのV奪回に向け、驚きの補強策に動くか。

長野も激戦区で存在感を示せるか(時事通信フォト)

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お騒がせ者オコエも外野レギュラーを狙う(時事通信フォト)

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丸佳浩は右翼手での起用になる見込み(時事通信フォト)

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