ライフ

ダイエットのための「正しい油の摂り方」もっとも取り入れやすいのはオリーブオイル

(写真/PIXTA)

ダイエットのために取り入れたい油は?(写真/PIXTA)

 糖質制限、筋トレ、“〇〇抜きダイエット”……やせるための方法は多々あれど、結局、余分な脂肪さえ消えてくれればいい! それならまずは「油」を制すことだ。正しい油の食べ方さえわかれば、おいしいものをがまんせず、勝手にやせる体が手に入るかもしれない。

 高カロリーなものを避けようとするがあまり、油を減らしすぎると、かえってやせにくい体になってしまうこともある。管理栄養士でダイエットカウンセラーの伊達友美さんは、ダイエットには大きく2つの方法があると話す。

「体重を減らすには、摂取カロリーを減らす食事制限だけでなく、体の代謝を上げる方法があります。代謝を上げるには、運動をして筋肉量を増やすのもいいですが、筋肉をつけなければ必ずしもやせられないというわけではありません。良質な油を上手に摂れば、代謝は上がります」(伊達さん)

 油(脂質)は、たんぱく質、炭水化物と並ぶ「三大栄養素」。主な働きの1つは、体のエネルギー源になることだ。慶應義塾大学医学部教授で食用油の有用性研究の第一人者である井上浩義さんが解説する。

「油の中でも、ココナッツオイルなどの『中鎖脂肪酸』は特に代謝が早い。通常、腸から吸収された油はリンパ管を通って全身に運ばれるのですが、中鎖脂肪酸はリンパ管を介さず、直接微小血管に入って全身に運ばれます。すぐにエネルギーとして使われるので、体脂肪として体に蓄積しにくいのです」

 油のもう1つの重要な役割は、体の組織をつくること。脳や自律神経、細胞膜、ホルモンなどの材料になる。

「良質な油を摂ることでこれらの組織が充分に働くようになります。自律神経のバランスが整うと、便秘の解消や睡眠の質の向上、冷えやむくみの改善などによって、相対的に消費カロリーが増えるのです。

 反対に、油が足りなくなると、これらの組織が充分に働かなくなる恐れがあります。実際に、アルツハイマー型認知症で亡くなった人の脳は、オメガ3系のDHAやEPAが少ないことがわかっています。また、油不足は皮脂不足による肌の乾燥を招き、ツヤやハリが失われる原因にもなります」(伊達さん)

関連キーワード

関連記事

トピックス

真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉県の工場でアルバイトをしていた
【ホテルで11歳年下の彼を刺殺】「事件1か月前に『同棲しようと思っているの』と嬉しそうに…」浅香真美容疑者(32)がはしゃいでいた「ネパール人青年との交際」を同僚女性が証言
NEWSポストセブン
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン