芸能

人気声優・前田佳織里がアーティストデビュー かつては歌声に『うわぁ……』と感じるも「ありのままの自分で輝いていきたい」

前田佳織里(まえだ・かおり)/1996年4月25日生まれ。代表作に『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の桜坂しずく役、『ウマ娘 プリティーダービー』ナイスネイチャ役など。北九州市特命大使でもある

前田佳織里(まえだ・かおり)/1996年4月25日生まれ。代表作に『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の桜坂しずく役、『ウマ娘 プリティーダービー』ナイスネイチャ役など。北九州市特命大使でもある

 ここ数年、数々の人気コンテンツに出演をして知名度を上げている声優・前田佳織里。これまで演じるキャラクターを通して歌声を披露してきた彼女は、このたび、ついにアーティストデビューが決定。現在放送中のテレビアニメ『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』(テレビ朝日系列)のOP主題歌『光ったコインが示す方』を含む全4曲を収録した1stEP『未完成STAR』を3月15日に発売する。

 最初の1枚は往々にしてアーティストとしてのカラーが現れる作品だ。アーティスト・前田佳織里はこの1枚にどのような思いを込めているのか。そして、お酒好きの彼女ならではの「収録曲」と「お酒」の“マリアージュ”も聞いてみた。

 * * *
「これまでありがたいことに声優として楽曲を発表する機会は度々いただいていました。(『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の)しずくちゃんであったり、(『ウマ娘 プリティーダービー』の)ネイチャであったり。キャラクターを背負って歌う時には、キャラクターとして完成していることを一番大切にしています。これまで演じてきた子は可愛らしい女の子が多かったので、キャラソンでも可愛く仕上げてあげたいという親心もあって、できる限り可愛く、キャラクターらしく歌ってきました。

 おかげで声や表現力の幅はある程度身に着けることができたような気がするのですが、いざ“前田佳織里の歌を、前田佳織里として歌う”となった時、自分自身の歌って何なんだろうって思ったんです。ありのままの私っていうのがわからなかったんですね。変に気にし過ぎていたのかもしれませんけど。あと、他のアーティストさんと自分を比較してしまったというのもあります。自分の魅力って何なんだろうって。

 いろいろと考えたんですけど、結局辿り着いたのは“今の私らしく歌うこと”でした。今はまだ未熟なところがあっても、今の私を一生懸命伝えること。それがソロアーティストとしての始まりだと思ったんです。EPタイトルの『未完成STAR』にはそういった思いが込められています。ありのままの私の歌声が、聞いてくれた方々の背中も押してあげられればと思っています。

関連記事

トピックス

佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト
『あんぱん』の「朝田三姉妹」を起用するCMが激増
今田美桜、河合優実、原菜乃華『あんぱん』朝田三姉妹が席巻中 CM界の優等生として活躍する朝ドラヒロインたち
女性セブン
東日本大震災発生時、ブルーインパルスは松島基地を離れていた(時事通信フォト)
《津波警報で避難は?》3.11で難を逃れた「ブルーインパルス」現在の居場所は…本日の飛行訓練はキャンセル
NEWSポストセブン
別府港が津波に見舞われる中、尾畠さんは待機中だ
「要請あれば、すぐ行く」別府湾で清掃活動を続ける“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(85)に直撃 《日本列島に津波警報が発令》
NEWSポストセブン
宮城県気仙沼市では注意報が警報に変わり、津波予想も1メートルから3メートルに
「街中にサイレンが鳴り響き…」宮城・気仙沼市に旅行中の男性が語る“緊迫の朝” 「一時はネットもつながらず焦った」《日本全国で津波警報》
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月16日、撮影/横田紋子)
《モンゴルご訪問で魅了》皇后雅子さま、「民族衣装風のジャケット」や「”桜色”のセットアップ」など装いに見る“細やかなお気遣い”
夜の街での男女トラブルは社会問題でもある(写真はイメージ/Getty)
「整形費用返済のために…」現役アイドルがメンズエステ店で働くことになったきっかけ、“ストーカー化した”客から逃れるために契約した「格安スマホ」
NEWSポストセブン
大谷家の別荘が問題に直面している(写真/AFLO)
大谷翔平も購入したハワイ豪華リゾートビジネスが問題に直面 14区画中8区画が売れ残り、建設予定地はまるで荒野のような状態 トランプ大統領の影響も
女性セブン
技能実習生のダム・ズイ・カン容疑者と亡くなった椋本舞子さん(共同通信/景徳鎮陶瓷大学ホームページより)
《佐賀・強盗殺人》ベトナム人の男が「オカネ出せ。財布ミセロ」自宅に押し入りナイフで切りつけ…日本語講師・椋本舞子さんを襲った“強い殺意” 生前は「英語も中国語も堪能」「海外の友達がいっぱい」
NEWSポストセブン
大日向開拓地のキャベツ畑を訪問された上皇ご夫妻(2024年8月、長野県軽井沢町)
美智子さま、葛藤の戦後80年の夏 上皇さまの体調不安で軽井沢でのご静養は微妙な状況に 大戦の記憶を刻んだ土地への祈りの旅も叶わぬ可能性も
女性セブン
休場が続く横綱・豊昇龍
「3場所で金星8個配給…」それでも横綱・豊昇龍に相撲協会が引退勧告できない複雑な事情 やくみつる氏は「“大豊時代”は、ちょっとイメージしづらい」
週刊ポスト
NYの高層ビルで銃撃事件が発生した(右・時事通信フォト)
《5人死亡のNYビル乱射》小室圭さん勤務先からわずか0.6マイル…タムラ容疑者が大型ライフルを手にビルに侵入「日系駐在員も多く勤務するエリア」
NEWSポストセブン