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三浦瑠麗氏「都知事選出馬」待望論が自民党内で浮上していた “打倒・小池百合子”は夫の逮捕で消滅

自民党内から「都知事選出馬」の待望論も?(時事通信フォト)

自民党内から「都知事選出馬」の待望論がかつてあった(時事通信フォト)

 投資・コンサルタント会社「トライベイキャピタル」代表取締役の三浦清志容疑者が業務上横領の疑いで逮捕された事件は、妻で国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)の活動にも大きな影響を与えている。レギュラー番組など出演していたテレビはすべて事実上の降板。さらに、その余波は政界にも及んでいるという。自民党関係者が明かす。

「知名度が高く、保守層からの支持も見込める三浦氏については、来年予定されている東京都知事選への出馬を期待する声が自民党内から上がっていました。

 2020年7月に行なわれた前回の都知事選では、現職の小池百合子氏に勝てる候補を擁立できず、自民としては事実上の不戦敗となりました。しかし、新型コロナへの対策をめぐってもことごとく政府と対立してきた小池氏の3選を許すわけにはいかない。そこで、“三浦氏なら勝てるのではないか”という待望論が都連を中心に浮上していたのです。本人は政界進出を否定していましたが、小池氏への対抗心が見え隠れしていたので、オファーがあれば前向きになるのではと言われていました」

 三浦氏はたびたび小池都政に噛みついており、その傾向はコロナ禍で加速。2020年5月には、ツイッターにこんな書き込みをしていた。

〈日本経済の中枢であり、多くの居住・通勤人口が集中する首都東京を誰が握っているかによって国の運命が左右される。経済界は声を上げるべきです。これにより生み出されるあらたな失業と倒産について都知事は責任を負うべき〉(2020年5月15日)

〈解除はキリがいいとかそういう問題ではない。それは富める者の発想。試算では緊急事態が6/6まで延長なら77万人失業、5月末で70万人だった。知事会の横の関係を見て動いたりする場合ではない。一週一週、一日一日が生活と命に直結する。気分に迎合するのではなく正しくリーダーシップを取る人が必要〉(同)

 これには、フォロワーたちから「三浦さんに都知事をお願いしたい」「次の都知事選に立候補をお願いします。三浦さんの手腕に期待したいです」といった期待の声が上がっていた。

 しかし、今回のスキャンダルで出馬待望論は一気に消えた。

「次の都知事選がどうなるのか、全くの白紙状態です」(都連関係者)

 またしても笑うのは小池氏か。

※週刊ポスト2023年3月31日号

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「国葬」には“シースルー喪服”で参列(写真はインスタより)

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