GWには、松本人志の頭のなかを覗き見する展覧会「松本人志 なかみ展」がフジテレビで開催予定(『ワイドナショー』ホームページより)
『ワイドナショー』と『サンジャポ』の詳細な視聴率比較
前出のテレビ局関係者が『ワイドナショー』と『サンジャポ』の詳細データを上げながら説明する。
「松本さんが指摘したネットニュースは“世帯視聴率”を基準に書いてあるケースがほとんど。たしかに“世帯”では『ワイドナショー』より『サンジャポ』のほうが高い。でも、今のテレビ局が重視する“コア視聴率”で見ると、松本さんの言う通り『ワイドナショー』が圧倒しています。
例えば、松本さんが前回出演した2月5日はC層、T層、M1層(男20~34歳)、F1層(女20~34歳)、M2層(男35~49歳)、F2層(女35~49歳)の6部門で、全て『ワイドナショー』が勝っています。しかし、M3層(男50歳以上)、F3層(女50歳以上)では『サンジャポ』が倍以上の差をつけて勝っている。これを世帯視聴率にすると、『サンジャポ』は10.2%、『ワイドナショー』は6.5%という結果になる(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)」
50歳未満の6部門で勝っても、50歳以上の2部門で負ければ、“世帯”ではこれだけの差がつく。これが、テレビの視聴率の現状のようだ。
「松本さんの出演がなかった2月12日はM1層でわずかに『サンジャポ』に負けましたが、これはかなり珍しいケースですね。50歳未満の6部門では、ほとんど毎週『ワイドナショー』が勝っています」(同前)
松本は最後の出演で『サンジャポ』との視聴率比較について、こうも嘆いていた。
「ずっと『サンジャポに負けてる、サンジャポに負けてる』と書かれて、酷いニュースでは『松本は1回も視聴率、サンジャポに勝てないまま卒業していくのか』と書かれてて、めちゃくちゃやわ。おっさん、泣きそうやわ。俺はまあ百歩譲っていいけど、出演者の皆さんやスタッフは『悔しいやろうな』って思うんで、最後に代表して言っておきたいなと。そこはネットニュースの人、コア視聴率、視聴率のことを書くなら一番重要なコア視聴率を勉強して書いてほしいなと思います」