2005年の城石(時事通信フォト)

日本ハムファイターズからスワローズに移籍。2005年の城石(時事通信フォト)

「高校卒業後に東都大学野球の強豪校でもある青山学院に進学しましたが、野球部の雰囲気に馴染めず中退しています。その後、ガソリンスタンドでアルバイトをしながら、トレーニングを積んでプロ入りを目指していました。入団テストに合格して、1994年にドラフト5位で日本ハムファイターズに入ったた苦労人です。当時はフリーターからプロ入りした選手として注目され、プロ4年目にスワローズに移籍し、2009年に現役を引退しました」(別のスポーツ紙記者)

 15年間の現役生活で通算376安打という成績だったが、引退後は引く手あまたのコーチとなった。

「城石さんは引退してから14年経ちますが、一度もコーチ契約が途切れたことがありません。苦労人であるがゆえに語れることも多く、指導者として選手からの信頼が厚いのでしょう。現在もスワローズと侍ジャパンのコーチを兼任しているほどですから、栗山監督はどうしても欲しかったコーチのひとりだったと思います」(同前)

 野球では指揮官の相棒を務める城石コーチだが、プライベートでは2007年に当時、テレビ東京のアナウンサーだった大橋未歩と結婚している。

「当時、城石さんの同僚だった古田敦也さんの仲介で交際がスタートしてゴールインしました。2009年の城石さんの引退試合には大橋さんが駆け付け、花束を贈呈していましたが、2015年には離婚しています。コーチとはいえ、選手同様に1年の多くを遠征試合で家を留守にするので、夫婦の時間が減ってしまったのかもしれません」(同前)

 栗山監督の戦略を知り尽くす参謀がベンチで放つイケメンオーラの背景には、苦労人の素顔があった。

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