お迎え現象、臨死体験、前世の記憶…いまわかっていること
「銃撃や刺殺、溺死など、前世で非業の死を遂げたケースが全体の64.4%を占めることがひとつの特徴です。2001年の9.11米同時多発テロで亡くなった記憶を持つ子供もいます。強烈な死の記憶が、生まれ変わっても潜在意識に残っているのかもしれません。調査時に前世でやり残したことがあると答えた人も8割にのぼりました」
子供の頃は覚えていなくても、大人になって偶然訪れた場所が引き金となり、過去の人生を思い出すこともある。
「アメリカのジェフリー・キーンさんの話は有名です。成人した彼が南北戦争の戦地となった場所に行ったところ、心臓発作が起きそうな強烈な焦燥感に襲われたそうです。さらに『まだ撃つな!』というせりふが突然浮かんできた。キーンさんは南北戦争で戦った軍人・ゴードン将軍の生まれ変わりだと考えられています。浮かんできたせりふは将軍が口にした言葉でした。そればかりか、彼は将軍に似た顔つきで、将軍が負傷した体の部位と同じ場所に生まれつき痣がありました。キーンさんほど詳細にリンクしなくても、なぜか心に浮かぶ風景が、実は過去の人生のものだったということはあり得ます」(大門さん)
死後の世界も生まれ変わりも、もしかしたらドラマの中だけではないのかもしれない。精一杯生きているいまの人生にも、前世があり来世があると思えば、よりいっそういい時間を送りたい。
※女性セブン2023年4月20日号