秋篠宮さま御一行は道の駅で『五木の子守唄』を聴かれた
さらに山の奥へ──向かった先は、現在9戸のみ、最年少が60代で、ほとんどが独居という限界集落だった。隣家に行くにも車が必要なほど離れている、まさに“日本の秘境”。実は、秋篠宮さまはこの地に住む、知る人ぞ知る90代の女性にお会いすることを望まれていたという。
「彼女は長年、焼畑農業に携わってきたかたで、民族学の専門誌でも特集されたことがある人物です。秋篠宮さまは、昨年、国立民族学博物館(大阪府吹田市)で行われた『焼畑』に関する企画展で取り上げられていた彼女に興味を持たれたのでしょう。滞在は1時間ほどで、御一行は、彼女とともに散策されながら焼畑についての話をされ、悠仁さまは彼女の目を見ながらじっと耳を傾けられていました」(前出・宮内庁関係者)
秋篠宮さまは、以前より焼畑に高い関心を寄せられてきた。2006年のパラグアイ訪問では、現地の日系人から入植後の様子を耳にされたという。
「そのときに聞いた、焼畑農業の難しさが印象に残ったようで、同年の誕生日会見でも言及されていました。以降も定期的に日本の伝統的な焼畑農業を視察されています」(別の宮内庁関係者)
“秘境”から車で約40分、車がすれ違うこともできない狭い道も多い国道を走り、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは宿泊先の民宿に向かわれた。
「築100年を超える古民家を移築して造られた立派な建物です。秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは、民宿自慢のジビエや山菜料理を楽しまれたことでしょう。ひのき風呂では疲れを癒されたでしょうね」(前出・宮内庁関係者)
※女性セブン2023年4月27日号