シャンパンファイトでは率先して輪の中心に(写真/共同通信社)
食事に対する向き合い方も“大谷らしさ”が溢れている。WBCのメンバーである中日の高橋宏斗(20)は、大会帰国後に『キャッチ!』(中京テレビ)に出演した際、大谷の食事について「ゆで卵を3つ食べていた」と明かし、ファンの間で話題となった。日本ハム同期(2012年ドラフト4位)で現在は広島市内でカフェ&バー「BIG BASE」を経営する宇佐美塁大氏(28)は、大谷との食事の思い出をこう振り返る。
「寮で一緒に映画を観た時に、翔平がアーモンドの袋を持ってきたことがあって、“奥歯で食べるといい”と教えてくれました。野球のことは教えてくれないが、アーモンドの食べ方は教えてくれましたね(笑)」
ただ、そんな大谷にも苦手な食べ物があったという。同じく大谷と日ハム同期(ドラフト5位)で現在はイベント事業などを手がける合同会社カキシードを経営する新垣勇人氏(37)が語る。
「日ハムの時は、外食をしてもその後にサプリメントを忘れずに飲むなど、食事面はストイックに取り組んでいました。特に“どうやって栄養を摂るのか”にこだわっていました。ただ、トマトだけはずっと嫌いと言っていましたね。2017年に北海道・月形町の観光大使にボクと翔平がくじ引きで選ばれたんですが、この月形町の名産がトマトなんです。そこのイベントに出演した時に、翔平はトマトジュースが飲めなかった。でも、今はトマトを克服したそうです。体に必要な食材だと言われて、食べるようになったみたいですね」
高校時代から変わらないこのストイックさこそ、大谷がメジャーでも活躍できる理由なのかもしれない。