芸能

英オーディション番組で大爆笑 とにかく明るい安村が示した「哲学的な可笑しさ」

全裸に見えるポーズで「安心してください、はいてますよ」は2015年の新語・流行語大賞トップ10に選ばれた(時事通信フォト)

全裸に見えるポーズで「安心してください、はいてますよ」は2015年の新語・流行語大賞トップ10に選ばれた(時事通信フォト)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、イギリスのオーディション番組で爆笑を巻き起こした、とにかく明るい安村(41才)のネタから考える「可笑しさ」について。

 * * *
 お笑い芸人のとにかく明るい安村の芸が、イギリスの人気オーディション番組をとにかく明るく大爆笑の渦に巻き込んだ。その番組は、歌手として活躍するスーザン・ボイル(62才)やポール・ポッツ(52才)を発掘した「ブリテンズ・ゴット・タレント」。

 今では世界的に有名になった彼らが、世に出るきっかけとなったこの番組のオーディション映像は、日本でも流され注目を集めた。番組は、4人いる審査員の容赦のない辛辣なコメントでも人気だが、歌やネタを披露している間に「ゴールデンブザー」が鳴らされ、その場で打ち切りになることもあるという挑戦者にとっては厳しいものだ。アメリカ版やフランス版もあり、日本人の芸人らも度々挑戦している。

 そのオーディションに安村が挑戦。この時の様子を報告した自身のTwitterには、「ネタがフルでのってるよ!観てね!」というコメントとともに、番組が公開した公式YouTubeの出演動画を添えられた。動画には「信じられない!『トニカク』は明るい全裸ポーズで終始笑わせてくれました。でも安心して。履いています」という番組のつぶやきも引用されている。

 このつぶやきの通り、安村は審査員から「この1年で一番面白い出場者だ」と言われたほどの大喝采を浴び、見事合格を勝ち取ったのだ。安村が披露したのは、2015年にブレイクしたあのネタ、「安心して下さい。履いてますよ」だ。

 番組出演時の映像を見ると、安村がガウン姿で舞台に現れた途端、女性審査員は手元の紙で顔を隠し、男性審査員は顔をしかめた。だが安村はひるむことなくガウンを脱いで、日本ではおなじみとなったあのパンツ姿になると、ゆっくり、はっきりした英語で「I’m wearing pants. But I can pose naked(私はパンツを履いています。だけど全裸のポーズを取ることができます)と履いていたパンツを指さした。

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト