自身のSNSに「領域展開」と投稿したハセベ被告
「それまで、ハウルを慕っていた子供たちが手の平を返したようになったのが悔しかった。逮捕されることをしたのは悪い。でも、そうなったからといって、いままであれだけ慕っていたのを『あいつは悪いやつだった』『そういえばこんなうわさも聞いていた』と、子どもたちが警察や記者たちに話したことはショックだった。
そもそも僕は、仲間だったら、どんなにそいつがクソみたいなことをしても、世間一般的な常識ではダメだということ、たとえば殺人未遂をしても『守ってあげたい』と思っている。それが『仲間』じゃないですか?」
インフィは、ハウルが「未成年の少女と淫行をしたこと」は、事実であり、「悪いことだ」と認めている。その上で「それでも守るのが仲間」というのだ。それは、まるで、彼らが名乗っていた「卍會」の元ネタである人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の中のストーリーのようで、36才の大人の男性が発する、世間に対する「リアルな言葉」としてはあまりにも軽い。
「トー横では目立った存在になると“刺される”。僕が2時間でも広場から離れると『インフィが逮捕されたらしい』って話が広まる。でも、僕が戻ってくると、そんなことを吹聴した犯人はその場からいなくなっている。そもそも、広場で小競り合いはすごくあって、僕自身、目立つ存在ではあったから『陥れられる』ようなことも多かった」
彼は、「お恥ずかしいのですが」といいながら、一日の間に何回も警察を呼ばれるようなことがあったこと。また逮捕の原因となった「コンビニ店員に対する恫喝」については「普段はあんまり怒るようなことはないんですけど、その時は、すごくそこの日本人の店員さんに失礼な態度を取られて……一言でも謝ってほしかったんです」と言う。
「お恥ずかしい」もなにも、一日に何度も警察を呼ばれるというのは、それだけ周囲の人間に「警察の介入がないと収まらない」という恐怖を与えていたということだし、それは照れ笑いですむ問題ではないだろう。そして、逮捕された現在でも、動機について「謝ってほしかったから」とは、自身が犯した罪を、本当に理解しているのだろうか。
そして、罪を犯した理由について、こう話すのだ。