芸能

《収入の8割がギャラ飲み》クズ芸人ガッポリ建設・小堀が語った「地方の社長さんはお車代で30万円も」の相場事情

「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿

「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿

 芸の師であり、所属していた事務所『ワハハ本舗』の社長でもある喰始氏を激怒させ、52歳でクビになったガッポリ建設・小堀敏夫さん(55)。あれから3年、人生の折り返しで、大きなよすがを失った男は、どのようにして今日まで生き延びてきたのか。拍子抜けするほどに飄々と、ただしぶとく芸人であり続ける芸歴31年の小堀さん。その生活を支えてきたのは、昨今話題の「ギャラ飲み」と、クズ芸人の代名詞でもある「ギャンブル」だった──。【全3回の第2回。第1回から読む

 * * *
──『ザ・ノンフィクション』出演後、事務所をクビになったこと以外で、活動内容に変化はありましたか?

 放送直後からしばらくは、いろんな話がきて調子よかったんだよ。テレビにもちょこちょこ呼ばれてね。3年経って、最近は元に戻りつつあるかな。それでも影響はまだ残っていて、たまに地方のイベントに呼ばれたりする。ただ、『ネタ見せをサボるクズ芸人』っていう印象が強かったんだろうね。ネタをやってくれとは言われなくなった。

──芸人がネタをしないで何をするんですか。

「借金の仕方を教えてください」とか、呼ばれた先の婦人会に囲まれてただ怒られるとか。「もっと親御さんを大切にした方がいいですよ」って。いいよ、金くれるならなんだって言えよと思ったけど、セコイのはさ、俺に意見が言いたいからって呼んでおいて、急に「これでお金取るんですか?」なんてゴネだすんだよ。当然、「こっちもプロなんでね」とか言って突っぱねる。セコい小競り合いだよ(笑)。

 一度、NHKから連絡きたこともあったね。太鼓持ちの歴史を特集するとかで、ディレクターから「芸人、ヨイショ、おひねりなどで検索していくと、最終的に小堀さんに辿り着くんです」なんて言われて。嬉しいような、悲しいような。あれ、放送されたのかな。

──2019年の芸人の闇営業騒動が鎮火し切っていないなか、『ザ・ノンフィクション』での生々しいギャラ飲みの風景はインパクトがありました。

 あの一件ですっかり悪いイメージがついちゃったけど、まったくやましい気持ちはないね。ガッポリ建設は、『エンタの神様』に出ていた頃から、いち早くギャラ飲みのシステムを導入してきた。地方から呼んでくれる社長さんもいる。ギャラ飲み業界で地方から声がかかるのは、数えるぐらいしかいないんだよ。この業界ではトップグループ。言ってみりゃ、ガッポリ建設はギャラ飲み界のくりぃむしちゅーみたいんもんだから。いや、なんかややこしいな。

関連キーワード

関連記事

トピックス

目を合わせてラブラブな様子を見せる2人
《おへそが見える私服でデート》元ジャンボリお姉さん・林祐衣がWEST.中間淳太とのデートで見せた「腹筋バキバキスタイル」と、明かしていた「あたたかな家庭への憧れ」
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
「どうぞ!あなた嘘つきですね」法廷に響いた和久井被告(45)の“ブチギレ罵声”…「同じ目にあわせたい」メッタ刺しにされた25歳被害女性の“元夫”の言葉に示した「まさかの反応」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
遠野なぎこと愛猫の愁くん(インスタグラムより)
《寝室はリビングの奥に…》遠野なぎこが明かしていた「ソファでしか寝られない」「愛猫のためにカーテンを開ける生活」…関係者が明かした救急隊突入時の“愁くんの様子”
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)が犯行の理由としている”メッセージの内容”とはどんなものだったのか──
「『包丁持ってこい、ぶっ殺してやる!』と…」山下市郎容疑者が見せたガールズバー店員・伊藤凛さんへの”激しい憤り“と、“バー出禁事件”「キレて暴れて女の子に暴言」【浜松市2人刺殺】
NEWSポストセブン
先場所は東小結で6勝9敗と負け越した高安(時事通信フォト)
先場所6勝9敗の高安は「異例の小結残留」、優勝争いに絡んだ安青錦は「前頭筆頭どまり」…7月場所の“謎すぎる番付”を読み解く
週刊ポスト
アパートで”要注意人物”扱いだった山下市郎容疑者(41)。男が起こした”暴力沙汰”とは──
《オラオラB系服にビッシリ入れ墨 》「『オマエが避けろよ!』と首根っこを…」“トラブルメーカー”だった山下市郎容疑者が起こした“暴力トラブル”【浜松市ガールズバー店員刺殺事件】
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《熱愛ツーショット》WEST.中間淳太(37)に“激バズダンスお姉さん”が向けた“恋するさわやか笑顔”「ほぼ同棲状態でもファンを気遣い時間差デート」
NEWSポストセブン
4月は甲斐拓也(左)を評価していた阿部慎之助監督だが…
《巨人・阿部監督を悩ませる正捕手問題》15億円で獲得した甲斐拓也の出番減少、投手陣は相次いで他の捕手への絶賛 達川光男氏は「甲斐は繊細なんですよね」と現状分析
週刊ポスト
事件に巻き込まれた竹内朋香さん(27)の夫が取材に思いを明かした
【独自】「死んだら終わりなんだよ!」「妻が殺される理由なんてない」“両手ナイフ男”に襲われたガールズバー店長・竹内朋香さんの夫が怒りの告白「容疑者と飲んだこともあるよ」
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ(右・Instagramより)
《スクープ》“夢の国のジュンタ”に熱愛発覚! WEST.中間淳太(37)が“激バズダンスお姉さん”と育む真剣交際「“第2の故郷”台湾へも旅行」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン