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80歳で“現役”を維持する男性医師 健康を保つために実践する「3つのルーティーン」

森吉臣医師が男性機能を維持するために、実践していることは?

森吉臣医師が男性機能を維持するために、実践していることは?

 抗老化専門のクリニックを開院した森吉臣医師(東京予防医療クリニック院長)。その健康法は、歳を重ねるなかで多くの男性にとっての悩みである精力維持にも繋がるという。森医師が男性機能を維持するために、実践していることを紹介する。

 * * *
 今年で80歳になりましたが、いまだに男性機能のほうは“現役”です。私がエイジングケア医療に興味を持ったのは25年前の頃、日本ではまだその分野の研修すらほとんどできない時代でした。

 そのため私はまず渡米し、米国抗老化医学会に参加して学会を通してホルモン補充療法や点滴療法の重要性を学びました。そこで学んだことを自分自身でも実践し、これまで続けてきたので60代以降は病気ひとつせず、この歳でも「現役力」を保てているのだと思います。

 61歳で今のクリニックを開院してからは意識的に「3つのルーティーン」を取り入れて、健康を保っています。

 まずは当たり前ですが「運動」です。足腰の力が重要ですので日常的にエレベーターを使わず、仕事中も3階から7階の診察室を1日何往復もすることで鍛えています。下半身の血流維持には全身の鍛錬が欠かせないので、起床後には毎朝腕立て伏せを30回しています。

 そして「食事」。1日3食には、脂身の少ない肉とたくさんの野菜を食すことを心がけています。高齢者は肉を「脂っこいから」と敬遠しがちですが、牛や豚、鶏などの肉に含まれる動物性たんぱく質は、分解と吸収がしやすいと言われています。

 栄養吸収率が低下している高齢者こそ、肉を食べてたんぱく質を効率的に摂取することが大事なのです。同様に多くの野菜からビタミンや食物繊維を摂ることももちろん大事です。

サプリは15種類以上

 そして3つ目として挙げたいのが、毎日朝晩に飲んでいる「水素サプリ」です。多くの病気や老化は体内で発生する「活性酸素」が主な原因だと言われています。呼吸した酸素の約3%は活性酸素に変化しますが、そのほかにもストレスや飲酒や喫煙などにより常に体内で活性酸素が発生します。それを抑える働きが期待されるのが「水素」なのです。

 水素には動脈を拡張して血流が良くなる働きも期待されるため、男性の悩みも改善に向かう可能性があります。

 水素は体内で生成することができません。水素の摂取方法はサプリ以外にも様々な方法がありますが、サプリならコンパクトで24時間いつでも体に取り入れられるので便利です。

 私はほかにも15種類以上のサプリを飲んでいます。食事による栄養摂取を基本としながら、適宜サプリによって補っていくこと。そして運動を欠かさないこと。この3つのルーティーンこそ加齢に抗ううえで、私が常に大切にしていることです。

※週刊ポスト2023年5月26日号

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