ミステリアスな韓国の「美しすぎるファーストレディ」。その正体は──。5月19日から広島で開幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)。各国の大統領・首相らとともに、その配偶者も来日しているが、なかでも注目を集めているのが韓国のファーストレディである金建希(キム・ゴンヒ)大統領夫人だ。
今年3月に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領(62)と来日を果たすと、日本メディアがこぞって金夫人について報じた。身長170センチのモデル風のスタイルで、現在50歳には見えない美貌で「美しすぎるファーストレディ」と話題に。だが、その金夫人は多くの疑惑を持つ女性でもあった。
ファンクラブ会員は10万人規模
金夫人は1972年生まれの50歳。15歳で父親と死別し、その後は母親に育てられた。女子高を卒業後、京畿(キョンギ)大学芸術学部に進学。その後、複数の大学で修士課程を修了し、私立大学の教授にも就任した。このほか美術展示の企画会社を設立すると、代表取締役社長として手腕を発揮し、資産は約7億円とも言われている。
実業家だった彼女は、2012年に39歳で当時検察官を務めていた12歳年上の尹大統領と結婚。韓国事情に詳しいジャーナリストが語る。
「金夫人のセレブを感じさせる雰囲気に注目が集まり、2021年12月には韓国のポータルサイト『ネイバー』でファンクラブサイト『ゴンサラン(建愛)』が発足しました。彼女の勢いを象徴するように現在の会員数は9万人を超えて、10万人に迫る勢いです。ファンたちは彼女の日常生活を撮った写真を投稿して盛り上がり、彼女の写真入りマグカップや似顔絵がプリントされたマスクなどのグッズも販売されていました」
現地での人気ぶりはSNSに彼女の私服写真がアップされると、身に着けていた衣服が完売する現象からも理解できる。
「彼女が愛用する白いサンダル(約3500円)やスカート(約5500円)が話題になったこともありました。歴代の大統領夫人は高級ブランド志向でしたが、庶民的なブランドに身を包む彼女のファッションが支持されて、金夫人と同じ物を求めるファンの間で『どこの物なのか』と検索が溢れました。
韓国の大手通販サイトには『ゴンヒの靴』『ゴンヒスカート』というキーワードとともに商品がアップされ、すぐに完売しました。彼女が尹大統領の就任式で着用したエレガントなロングスカートは人気で、『キム・ゴンヒ・スタイル』というキーワードがショッピングサイトで上がっています」(同前)