例えば、1990年代から10年ほど前までは、プロ野球選手と女子アナの交際、結婚のパターンは多かった。球場での取材中に連絡先を交換して、選手と女子アナの合コンもよくあった。しかし、状況は変わってきた。
「今回のWBCこそ注目されましたが、普段のプロ野球は中高年向けの娯楽になっている。今どきの女子アナたちは、野球選手に詳しくはありません。むしろ、見た目もかっこいい格闘技選手らにキャーキャー言っているぐらい。実際に付き合ったり結婚を考えたりするのは、ルックスのいい経営者ばかりだそう」(前出・六本木のラウンジ関係者)
女子アナたちの“交際トレンド”が変わったともいえるが、一方のプロ野球選手たちも一般人女性のほうが、遊ぶのはラクという面がありそうだ。
「一般人といっても“港区女子”を名乗る女性たちのなかには、SNSを中心に活躍するモデル、インフルエンサーなどの有名人も含まれます。彼らは華やかな世界に憧れる一方で、フォロワー数に悪影響を及ぼさないために、SNSで男性の影をチラつかせることもない。日常的に隠しごとも上手な女性たちですよ。
そうした有名人だけでなく、港区女子は遊び慣れていて時間にも余裕がある。夜に“今から遊ぼう”と誘ってもすぐに来てくれる。これが女子アナや芸能人ではそうはいかない。タクシー代などのちょっとしたお小遣いを払えばいいだけなので、プロ野球選手にとって、ギャラ飲みで来てくれる港区女子は遊び相手としてうってつけなんです」(前出・六本木のラウンジ関係者)
山川から被害を受けた女性の素性は不明だが、“都合のいい女性たち”を求めて派手に遊んできた他の野球選手たちは、今回のスキャンダルを受けて青ざめているようだ。
「プロ野球選手に港区女子を斡旋している、いわゆる女衒が、いろんなトラブルを解決できた時代もありました。ただ、今は全てをもみ消せる時代じゃない。いざとなったら個人のSNSで発信することもできるわけです。
山川選手の事件に背筋を凍らせている野球選手は、ほかにもいるはずです。いくら遊びやすくたって、女性を蔑ろにしすぎると、痛いしっぺ返しがありえます」(前出・六本木のラウンジ関係者)
明るみに出ていること以上に、闇は深いのかもしれない。