あるテレビ局の音楽番組関係者は「昭和の時代から1990年代ぐらいまでは、俳優が歌うのは常識でした。芸能事務所にとっては、出演作やCMだけが収入源の俳優よりも、レコード・CDの原盤権で巨大な権利ビジネスが得られる歌手の方が、儲けも大きかったからです」と振り返る。さらに「ただ、2000年代からは、音楽活動だけに専念するミュージシャンたちが隆盛となっていき、次第に俳優が歌手を兼ねるスタイルが廃れていったのです。江口さんたちも結婚をしたり、30代に入ってトレンディ俳優から演技派俳優にステップアップしたことで、マイクやギターを置くようになりました」と続けた。
ただ、そこは昔取った杵柄で、歌唱力もギターの演奏も慣れたもの。江口のように、私生活では趣味として続けていたパターンも多く、往年のファンからの熱烈ラブコールに応える形も増えてきたというわけだ。
江口は6月21日にも都内でライブを予定している。江口のライブの反響が良ければ、織田や反町がステージで再び歌うこともあるかもしれない。そうなれば、きっと若手時代のステージとはまた違った、イケオジならではの魅力を発揮してくれるに違いない。