巨人の「ジャビット」が持つバットには“親友”坂本勇人のサインが
山田の部屋には、トリプルスリー記念のパネルが飾られており、テレビの横にはなぜか巨人のマスコットである「ジャビット」が置いてあった。Aさんは「私がどこにいてもお構いなしに、いつも突然呼び出されました」とこう続ける。
「はじめは恋愛感情もあり呼ばれることが嬉しかった。でも、彼は部屋で優しくしてくれるわけではなく、自分がテレビを観たいときはテレビを観て、したいときはするだけ。『おれMだから攻めて』とゴロっと横になり、終わるとすぐにガーガー寝てしまう。そんなときは彼のペットのトイプードルと遊んで気を紛らわせたり、彼の寝顔を写真に撮ったりしたこともあったけど。『これって都合のいいオンナだよね』と、だんだん落ち込むようになってきました」
「別の女の子にも声をかけていた」
ある日、Aさんに別れを決意させる出来事が起こった。Aさんが語る。
「私に連絡をしながら、同じ日に別の女の子にもテットが声をかけていたことがわかったんです。つまり、呼びたいときにいろんな女性に連絡をして部屋に呼んでいて、私もその一人に過ぎなかった。性欲の処理さえできれば誰でもいいんだとわかって、急速に恋愛感情は薄れていきました」
自然消滅という形で山田との関係を終わらせたAさんだが、野球選手たちの女性トラブルが報じられたことで、改めて当時を思い出したという。
「興味本位で飲み会に行ってテットを好きになってしまいましたが、結局、都合よく扱われて嫌な気持ちにさせられた。山川選手の報道を見ると、もっと酷い目に遭ったコもいる。ファンだから、カッコいいからと野球選手と飲みに行っても、女性を都合のいい相手としか見ない扱いをされるリスクがあるということを多くの女性には知ってほしいと思います」
球団を通じて山田に訊いたが、回答はなかった。
女性トラブルが噴出するプロ野球が、“紳士のスポーツ”となる日はくるのだろうか──。
※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号