芸能

YOSHIKI、X JAPAN新曲をテレビで生歌披露 疑念の歌声の背景に「Toshlの影」メンバー間の確執は解消されぬまま

熱唱するYOSHIKI(Instagramより)

熱唱するYOSHIKI(Instagramより)

 誰の目にも緊張は明らかだった。7月1日、X JAPANのYOSHIKIが音楽番組『THE MUSIC DAY 2023』(日本テレビ系)に生出演。同月28日にX JAPANとして8年ぶりにリリースする新曲『Angel』をピアノ弾き語りで熱唱した。1989年のバンドデビュー以来、YOSHIKIがテレビで生歌を披露するのは初めてのことだった。

「『Angel』は、バンドが解散していた時期にYOSHIKIさんがひとりで書き上げたバラードです。バンド再結成後、2015年12月に横浜アリーナのライブで一度だけ披露されたことがあります。

 そのときは通常通りボーカルのToshlさん(57才)が歌いましたが、CDなどに収録されていないため、ファンの間では“幻の名曲”といわれています。今回、YOSHIKIさんの生歌を初めて聴いたファンからは“優しい歌声”“神々しい”など称賛の声があがりました」(音楽関係者)

 その一方、ネット上ではある“疑惑”を指摘する声もあがった。

「口の動きと歌声がズレてるように見える場面が多々あったとして、“口パクでは?”という声があがっていました。そもそもボーカルはToshlさんなのに、YOSHIKIさんが歌ったことに疑念を感じたファンは多く、あらぬ憶測を呼んだ面はある。ここ最近、X JAPANはずっと“ボーカル問題”に悩まされてきたことも関係あるでしょう」(前出・音楽関係者)

 X JAPANは解散発表から10年後の2007年に再結成を果たした。しかし、その後はギャランティーを巡りYOSHIKIとほかのメンバーとで大きな格差があるとされ、バンドに亀裂が入った。そこでできた溝は埋まらぬまま、2018年以降はバンドとして表立った活動はしておらず、活動休止状態にある。そのため、『Angel』のボーカルは一体、誰が務めるのかと話題になっていた。

 YOSHIKIはテレビ初歌唱の約1時間前、驚きの事実を明かしていた。

「『THE MUSIC DAY 2023』の控室と思しき場所から自身のネット番組『YOSHIKI CHANNEL』を更新し、“今日歌うのは亡き母に捧げるバージョンで、発売されるXバージョンはToshlの素敵な声が入っている”と説明したのです」(前出・音楽関係者)

Toshlの胸中は

Toshlの胸中は

 実は『Angel』は2014年頃にメンバーが米ロサンゼルスのスタジオに集まり、レコーディングを済ませている。

「当時の音源をアレンジしてリリースするとみられています。実際、あれ以来レコーディングしていないので、Toshlさんがボーカルなら、そうとしか考えられません」(別の音楽関係者)

 YOSHIKIのサプライズ発表に、いちばん驚いたのはToshlかもしれない。

「新曲のリリース発表に先立ち、YOSHIKIさんはメンバーにメールで報告をしたようですが、その文面には曲の詳細が書かれていなかったとか。8年ぶりに新曲が発売されるというのに、メンバー間の確執は解消されないまま。YOSHIKIさんの初歌唱の裏で“ボーカル不在”が際立ちました。これからますます“Toshlの影”に悩まされることになるのかもしれません」(前出・別の音楽関係者)

 ファンが期待するのは、メンバーが揃い、再びステージで本当の新曲を披露してくれることだろう。

※女性セブン2023年7月20日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン