友達との関係をうまく作るコツとは(写真/GettyImages)
【大切だから気を使っています!】
「本当につらいとき、ボロボロになったときこそ友達には会わないようにしています。話せば友達も心配するし、こちらのプライドも傷つくので。ある程度元気になって、自分の中で解決策が固まってから話して、背中を押してもらうようにしています」(53才・主婦)
「友達から好意を受けたら、そのままにせず、必ず好意で応えるようにしています。たとえば、友達が店を予約してくれたら、次回は私が手配するなど。お金とか品物ではなく、“好意のやり取り”で借りを作らないようにしています」(50才・パート)
「友達の愚痴は共感するだけに留め、アドバイスや正論での批判はしないようにしています。10年前、家族ぐるみでつきあっていたママ友が『子供の成績が悪い』と愚痴をこぼしたので、つい、『親子で一緒に勉強をする習慣をつけた方がいい』とか『あの塾がおすすめ』などとアドバイスをしてしまい、その後、距離を置かれてしまったんです。子供同士も疎遠になってしまい、悪いことをしました」(45才・公務員)
「妬まない、うらやまない! 13才からの親友が、最近お金持ちと再婚し、豪邸に住み始めましたが、それは彼女が婚活をがんばった結果。私とは別の人生で、一緒にいる時間が楽しければいいと割り切ることで、関係は以前よりよくなった気がします」(38才・看護師)
「過去を詮索しないようにしています。あとは、友達についての噂話は信じません」(60才・自営業)
【プロフィール】
心理カウンセラー・石原加受子さん/「自分中心心理学 オールイズワン」代表。日本カウンセリング学会会員、厚生労働省認定「健康生きがいづくり」アドバイザー。監修本に『心理学でわかる 女子の人間関係・感情辞典』(朝日新聞出版)など。
マナー講師・岩下宣子さん/全日本作法会、小笠原流で礼法を学び、1985年に『現代礼法研究所』を設立。企業、学校、団体などで指導を行う。著書に『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』(主婦の友社)など。
取材・文/前川亜紀
※女性セブン2023年9月7日号