中国産「汚染水産物」違反事例一覧【その2】
食品別で気をつけたいのはアサリだ。
「中国産アサリは国内の飲食店や惣菜店で使用されることが多く、過去にはA型肝炎ウイルスによる食中毒が発生した。腎臓や肝臓、血液などへの悪影響が懸念される除草剤『プロメトリン』が検出されたこともあるので要注意です。また、2023年は貝類やウナギの違反事例が増加しています。管理体制が悪化した可能性がある」(同前)
この先の中国水産物の安全を小倉氏が懸念する。
「中国政府は自国民の食の安全はチェックするが、他国民向けの輸出品はチェックのポーズをするだけ。日本が検疫体制を強化しないと食の安全はますます脅かされます」
日本政府の厳しい対応が求められる。
※週刊ポスト2023年9月15・22日号