芸能

映画『ミステリと言う勿れ』公開 原作者・田村由美さんが選ぶお気に入りのシーン4選

映画『ミステリと言う勿れ』公開

『ミステリと言う勿れ』の原作者・田村由美さんが選ぶお気に入りのシーンは?

 昨年ドラマ化され大きな話題を呼んだ「ミステリと言う勿れ」が、9月15日についに映画となって公開される。描かれるのは、原作でも人気の通称「広島編」。ドラマでも話題になった、主人公・久能整が見せる“おしゃべり”にも注目だ。そこで、原作者の田村由美先生にお気に入りのシーンを選んでいただいた。

(3巻エピソード4-4より)

3巻エピソード4-4より(C)田村由美/小学館 

●「悪意で言ってないのはわかってます。でも問題はそこじゃないんで。こっちがイヤなら それは迷惑なことなんです」(3巻エピソード4-4より)

 親切心から“洗濯物を洗ってあげる”と言う汐路に、整が答えた言葉。整の性格がのぞけるセリフだが、共感できる人も多いのでは。

(4巻エピソード4-5より)

4巻エピソード4-5より (C)田村由美/小学館  

●「弱くて当たり前だと 誰もが思えたらいい」(4巻エピソード4-5より)

 事件の影響が全くないと強がる汐路に、アメリカと日本を比較しながら“弱さを認める”大切さを説いた整。汐路だけでなく、読者の心も軽くさせた言葉ではないだろうか。

」(3巻エピソード4−4より)

3巻エピソード4−4より (C)田村由美/小学館  

●「だから下手だと思った時こそ伸び時です」(3巻エピソード4−4より)

 自分の絵の才能に限界を感じている汐路に、整がそっと話した言葉。整の“おしゃべり”が、こうして周囲の人の背中を押すことも。

(2巻エピソード3より)

2巻エピソード3より (C)田村由美/小学館  

●「子供って乾く前のセメントみたいなんですって」(2巻エピソード3より)

 喧嘩の場面に出くわした少女に、トラウマを与えないようなケアをしていた整。その理由を児童心理学者の言葉を引用してこう話す。“子供の心”というセメントに跡をつけないよう、気遣いが感じられる場面だ。

※女性セブン2023年9月28日号

関連記事

トピックス

(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
「運転免許証偽造」を謳う中国系業者たちの実態とは
《料金は1枚1万円で即発送可能》中国人観光客向け「運転免許証偽造」を謳う中国系業者に接触、本物との違いが判別できない精巧な仕上がり レンタカー業者も「見破るのは困難」
週刊ポスト
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン