バッグは10年以上愛用しているもの(写真は2021年)
来年4月に主演ドラマが内定
中居は退所組との共演は避ける一方で、現役の所属タレントとは頻繁に共演している。今年8月の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では井ノ原快彦たちと腹を割ったトークを繰り広げ、10月1日には中居がMCを務める『まつもtoなかい』(フジテレビ系)にSexy Zoneの中島健人がゲスト出演した。
「周囲が中居さんを気遣うあまり、ちょっとした炎上トラブルも起きました。10月13日にオンエアされた『金スマ』で《心が震えたTBSドラマ》という特集が組まれた際に2014年に錦戸亮さん(38才)が主演した『ごめんね青春!』(TBS系)が、なぜか満島ひかりさんの主演作として紹介されてしまったのです。番組側のミスと思われますが、錦戸さんがすぐさまXで反応。《19位満島ひかり主演ごめんね青春!》と強調したため、彼のファンは一時、前事務所への“忖度”かと騒然となっていました」(前出・芸能リポーター)
中居の慎重な姿勢は元SMAPのメンバーに対しても同様だ。今年5月、前述の『まつもtoなかい』に香取慎吾がゲスト出演し、ついに地上波での退所組同士の共演が実現したが、ここに至るまで実に6年もの歳月を要した。
「お互いプライベートでは連絡を取り合っているそうですが、トークはよそよそしい雰囲気で緊張感が視聴者にも伝わってきたほど。会話の中で稲垣さんや草なぎさんの話も出てきましたが、木村拓哉さんの話がいっさい出なかったことも印象的でした」(前出・芸能リポーター)
元SMAPのメンバーとの共演でさえ時間をかけて慎重を期する中居にとって、山下との共演は簡単なことではなかったようだ。
前述の『金スマ』で中居は、井ノ原たちに向けて「『自分だけよければいい』って思わないでいたい。『自分の人生さえよければ』なんて思ってると、エンターテインメントってどっかで濁ってしまうのかなって思ってしまう」と、どこか自分にも言い聞かせるように語っていた。
もっとも、ジャニー喜多川氏の性加害問題が発覚して以降、テレビ業界にも変化の波が訪れている。
10月21日に放送された『週刊フジテレビ批評 特別版』で、フジテレビは同局と旧ジャニーズ事務所の関係を検証した結果を報告し、元制作幹部の「事務所を辞めた人はキャスティングしない方がいいという考えがあった」という証言を紹介した。
「テレビ局においてキャスティングに関する“忖度”があったと結論づけられたのです。フジに限らず、他局にも旧ジャニーズ事務所を辞めたタレントを起用しないという暗黙のルールがあったと考えられます。そのような状況下で中居さんがテレビの仕事を続けるには関係各所とのバランスを取らなくてはならなかった。たとえ共演はしなくても、中居さんはプライベートで相談に乗ったり、祝い事があればプレゼントを贈ったり、常に後輩たちを思いやる気持ちを忘れずにいました」(前出・芸能リポーター)