スポーツ

【達川光男氏×中西清起氏・2024年プロ野球展望】阿部巨人が抱える不安「菅野はクローザー転向も」「二岡ヘッドが未知数」

巨人・菅野智之はクローザー転向の可能性も?

巨人・菅野智之はクローザー転向の可能性も

 岡田彰布・監督のもと38年ぶりの日本一を果たした阪神。勢いそのまま連覇なるか、阿部慎之助・新監督の巨人など他球団が阻止するのか。岡田阪神で2004~2008年に投手コーチを務めた中西清起(野球評論家)氏と、ご意見番の達川光男氏(野球評論家)が語った。【前後編の後編。前編から読む

中西:他の5チームは、どこも阪神の連覇を阻止する条件は満たしていないでしょう。巨人はピッチャーの駒が足りない。

達川:やはり問題は菅野(智之)だろうが、今のままでは厳しいよね。中西みたいにクローザーへの転向もあると思うが、本人がどう考えるか……。それに、巨人はキャッチャーの大城(卓三)が弱い。ベストナインを獲っているけど、アウトローの構えが高いんです。阪神の坂本とは20cmは違うけんね。大城は膝と股関節が相当硬いんだろう。捕手出身の阿部新監督が鍛えないと厳しいね。肩は強いから、構えを修正してやれば大化けするよ。

中西:現状のままだと巨人はリリーフ陣も弱い。

達川:大勢が1年目のような活躍をできるか。復活すれば、左の中川(皓太)と大勢の勝ちパターンはできると思うけどね。外野も丸(佳浩)や梶谷(隆幸)らベテランに頼らず、秋広(優人)や浅野(翔吾)ら若手を起用できるか。2022年は巨人が浅野をドラ1で獲り、その外れ1位で阪神が獲ったのが森下だったけど、大卒と高卒の差が出たね。

中西:岡田監督が原(辰徳・前)監督に「浅野(のクジを)外して良かったわ。森下で」と言ってました(笑)。原監督が「負け惜しみじゃないですか」と言うと、岡田監督が「成績見てみいや」とやってましたね。

関連キーワード

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン