X寺院での護摩焚きに向かうB氏を直撃
「記憶がもうひとつね」
阿闍梨のB氏はこれらの主張をどう受け止めているのか。叡敦さんが会見を開いた日の昼、X寺院での護摩焚きに向かうB氏を直撃した。
──申し立ての書面は届いていますか。
「届いています。事実関係[として書かれていること]については信じられない。Aは、そういうことをする子やなかったから、真面目な子やからね」
──彼女が尊敬する阿闍梨に従わざるをえないことを利用して、Aがこういう行為に及んだという主張については?
「私は一切知りません。今日(申告書が)来たんやったね(と弟子のほうに確認)。それで見て、びっくりしているところ」
──事実関係をご存知ないということですが、9年前には詳しい事情を書いた手紙を直接Bさんに届けられているそうです。
「手紙はいろんな人からいただきますからね。たくさんの場合は係の者が読んだりして」
──便箋28枚にもわたって書かれて、渡された際にはあなたから「読んでおくから」と言われたと彼女は記憶していました。
「読んだかもしれんのだけれども、ただ記憶がもうひとつね」
──「責任はBさんにある」という趣旨のA氏の発言を録音したテープも送っていると叡敦さん側は指摘されています。
「いやそれはね。最初、彼女がここへ、お参りにきたわけです。それでここに来るのは遠いから、私が『いちばん信頼する、Aというのがいる寺が香川県にある』と紹介したんです。『あそこに行きなさい』と」