実は「偲ぶ会」と前後して、猿之助のコレクションを巡ってある騒動が起きていた。
「インターネットのオークションサイトに、ゆかりの品が出品されていたのです」(歌舞伎関係者)
本誌『女性セブン』が確認したのは2点。1点は、猿之助が2013年に受賞した「第34回松尾芸能賞 演劇優秀賞」のトロフィー。もう1点は、猿之助が亀治郎時代の2002年に受賞した「第23回松尾芸能賞 演劇新人賞」のトロフィーだ。いずれも入札開始価格は3000円から。
同賞は、日本の文化・芸能の保存、向上に寄与した芸能出演者や演出・音楽・劇場芸能に高い技能を持つ人々に贈られる。当然、猿之助以外の人物が持っているはずのない品である。出品者に話を聞くと、「入手経路についてはお答えできません」と口を閉ざす一方、なぜこのタイミングでの出品だったかについては「最近手に入ったから」だとした。
身辺整理をすすめ、着々と復帰の道を行く猿之助。猿之助という「大名跡」を背負い続けるにふさわしい活躍ができる日が来るだろうか。
※女性セブン2024年2月15日号